TRY!

英語

ラグビー🏉好きですか? 昨日1月7日に高校の花園ラグビーが終わりました。甲子園⚾️もそうですが、プロではない学生の高校生たちが自分達の青春を注いでる姿ってシビれます。

サッカー⚽️や他のスポーツはゴールっていう表現なのに、なぜラグビーゴールではなくトライという表現なのか疑問に思って調べてみました。

トライという用語は「トライ・アット・ゴール (try at goal)」に由来する。 ラグビーが始まった当初はグラウンディングしただけでは得点にならず、ゴールキックに挑戦(トライ)する機会が与えられるだけであった。 

Wikipediaより引用

現在はトライすると5点ゴールキックが入ると2点入るそうです。ラグビーは加点の数字が違うから暗算が苦手な私はちょっと混乱します笑 ゴールキックの前のトライという表現良いですねぇ〜!

tryって好きな言葉なんです。挑戦とかそういった意味もありますが、私はやってみる、試してみる的な感覚で好きです。

英語でもtryはよく使います。

  • Give it a try. :やってごらん。
    大好きなフレーズです。カナダ🇨🇦で幼児教育を学んでいる時に、保育所での実習中「こんな活動をしたい。でもああかもしれない、こうかもしれない。」という私の相談に、先生方は「Give it a try. Let’s see how it goes.」と言って色んなことをのびのびとやらせてくれました。本当に感謝です。
  • Keep on trying:頑張れ!
  • Try it.(some) :食べてみてごらん。
    インターナショナルスクールで働いていた時、給食で出たオムレツが嫌いな子がいました。でもそのオムレツは子ども達に大人気で、1人の子が「○○, you should try it. It’s really good. Just try it.」と言って、眉毛を上げて頷きながら声をかけていました。仕草から言い方までがまるで大人で、5歳児には見えなくて今でも思い出してふふふと笑ってしまいます。
  • Can I try this on? これ、試着してもいいですか?
    試着は日本語変換してwearと言ってしまいそうすが、tryを使うのが自然です。物や何かを試したい時など、大抵のことはtryで事が済みます。
  • Nice try. おあいにくさま
    これは状況や前後の会話によってポジティブでもネガティブでも使う事がありますが、今回紹介したいのはネガティブな方。例えば、トランプゲームで誰かを騙そうとした時などの見え透いた嘘などに対して「Nice try.」と言います。軽い感じでよく使う便利なフレーズです。

トライ&エラーという言葉がありますが、試行錯誤という意味あいで日本語でよく使いますね。私は好きな言葉です。でもこれは和製英語で正しくはtrial and errorです。

Failure 失敗⇄Try トライ⇄Success 成功 この3つの言葉は、前後に行ったり来たりするものですが、時々、Failure 失敗Success 成功の2択になっている場合が多いのではないかと心配になる時があります。Failure 失敗⇄Errorエラー⇄Try トライ⇄Success 成功ぐらいになれば、個人的には理想です。

こども園で働いていた時、年齢が上がるほど「これでいいの?」「これやってもいいの?」と聞く子どもが多いなと感じていました。子どもだからこそ、沢山のtryerrorを経験して欲しいと思うのですが、エラーを失敗ぐらいに感じてしまう。だからトライをせずに成功をしようと大人の意見ばかり求めてしまうのではないかと思います。

例えば絵画教室で「自由に、好きなように、なんでも」という言葉に戸惑う子どもがいます。「ここに描いていいの?」「線からはみ出ちゃった」「失敗したから新しい紙ください」と訴える子どもがいて、なかなか自由な発想が出てきません。一方で、水を得た魚のように目をキラキラさせて「ロボットが宇宙で、こうして〜」と想像力豊かにダイナミックな絵を2枚も3枚も描き上げていく子どももいます。

前者の子ども達には、講師の先生がとても丁寧に指導と声掛けをして下さり、沢山のtryを経験して自信がつき、半年を過ぎる頃には自由発想で伸び伸びと絵画教室を楽しむ姿がありました。私自身もとても勉強になった経験だし、日々の子どもとの関わり方を考えさせられる出来事でした。

カナダ🇨🇦と日本🇯🇵を比べると、カナダは失敗を恐れない文化だと思います。やってみよう!ダメだったら他の方法試せばいいじゃん!という空気があります。おっちょこちょいで沢山の失敗ばかりをしてきた私からすると、とても心地の良い空気感でした。一方で日本は大好きだけど、息苦しい思いをすることは今でも沢山あります。

国の文化はなかなか変えられないけれど、日本の子ども達にはこんな思いさせたくないなと思います。日本の将来を担う子ども達、沢山のtryをして伸び伸びと自由な発想で日本を飛躍させてくれないかなと願うばかりです。

ラグビーのトライ点!その後のゴールキック点。トライゴールよりも得点が高いんです!ラグビーの得点設定はまるで人生と同じですね。ゴールまで結びつかなくても、沢山トライすることで大きな大人になれる気がします。子どもたち、TRY! TRY! TRY!

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