THE FIRST THANKSGIVING

絵本

10月🍁になりましたね。今年の酷暑はどこへやら?と言うくらいグッと朝晩は冷え込んできました。

10月🍁といえば、thanksgivingという感謝祭があります。カナダ🇨🇦のサンクスギビングは10月の第2月曜日アメリカ🇺🇸は11月の第4木曜日です。時期が少しずれているのも面白いですね。10月はハロウィンもあるので、カナダ人にとっては、何かと忙しい月です。

サンクスギビングは秋にたくさん食べ物が収穫できるので、それを祝う収穫祭🌽🦃🍠というイメージを持っている方は多いかもしれません。諸説はありますが、サンクスギビングの始まりは実はこんな歴史があるのです。それを分かりやすくした絵本がこちら!

THE FIRST THANKSGIVING』 作:NANCY DAVIS

イギリス🇬🇧から船に乗ってやってきた人たち。着いた先はアメリカ大陸。それからそれから…。

絵本のあらすじ

イギリス🇬🇧からメイフラワー号⚓️に乗ってアメリカ🇺🇸にやってきたのは、ピルグリムと言われる人たち。自由を求めてやってきた。

そこには先住民がいて、魚🎣の取り方や狩り🦌の仕方、種を蒔いて畑の耕し方🌾を教えてくれた。

新しい土地への感謝の気持ちを込めて、ピルグリムたちは先住民を招待して最初のサンクスギビングデーをお祝いした。

Happy thanksgiving!

サンクスギビングの始まり、そして今のサンクスギビングの意味とは?

サンクスギビングの始まりを要約すると、イギリス🇬🇧から宗教的自由を求めてPilgrims(ピルグリム)と言われる人達がアメリカ大陸にやってきました。新しい土地では作物が育たず、飢饉にみまわれたり、大変な時期を過ごしていたところ、先住民達が農耕を教えてくれたり、現地での狩りを教えてくれ、生き延びることができました。そのことに感謝をしてピルグリム先住民を宴会に招待したのが始まりと言われています。

この概要をとてもシンプルに簡単に描いているのが今回紹介したこの絵本です。ところどころに絵をめくるフラップ絵本です。絵も言葉も非常にシンプルにサラッと描いています。

このような歴史的背景から、ピルグリムについて描いているものでサンクスギビングの絵本は難しい本がたくさんあります。そしてそれについて異論反論も。とてもデリケートな部分なんですね。また、このような始まりには触れず、違う視点から描いている絵本もたくさんあります。

ただ、こういう行事ごとは起源や由来を知るというのはとても大切だと思っています。子どもに伝えるか、伝えないかは別として、子どもに教える立場として知識として身につけることは必要だと思っています。

このような背景からサンクスギビングはアメリカ🇺🇸、カナダ🇨🇦で祝われている祝日なんですね!

では、現在のサンクスギビングはどのような目的で祝われているのでしょうか。私がカナダ🇨🇦で経験した家庭で祝うサンクスギビングの感想は日本のお正月🎍をとっても似ているな!と思いました。滅多に会えない遠くに住んでいる親戚や友達が集まり、みんなでご馳走を囲みます。大きな七面鳥をみんなで分けて食べ、秋の収穫を祝う、そんな感じの宴です。

サンクスギビングの発端がピルグリム達が先住民に感謝の気持ちを表したように、現代のサンクスギビングも家族や周りの人に感謝の気持ちを持ったり、伝える場でもあります。

さて、サンクスギビングデー当日はどのように過ごすかというと、普段の夕食はサクッと作るカナダ人も、朝からエプロンをして、まな板を出して大張り切りです!(私はカナダ人がエプロンをしているのも、まな板を見たのもその時が初めてです 笑)あれやこれやと料理に大忙しのお母さん。

お父さんは遠方から来た親戚や友達とリビングで談笑しています。みんなが揃い、七面鳥も焼け、「さあ、みんなで食べましょう!」という時に、お父さんのお祈りの言葉を捧げます。(普段の食事ではお祈りを捧げない家庭でも特別な祝日にはお祈りの言葉を述べます。)そして、お父さんが大きいナイフで七面鳥に入刀し、みんなの分を切り分けてくれます。お父さん!美味しいところ全部かっさらいすぎっ!!

サンクスギビングを祝日のご馳走を楽しみながら、サンクスギビングの始まりを知るきっかけになるこの絵本お子さんと一緒に読んでみてはいかがですか?

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