先週の英語レッスンのテーマは「Thanksgiving🍇🦃🥧 サンクスギビング(感謝祭)」でした。
サンクスギビングデーはカナダ🇨🇦は10月の第2月曜日、アメリカ🇺🇸は11月の第4木曜日です。
レッスン内容 〜Thanksgiving〜
「Thanksgiving」は感謝祭と言われても、馴染みがないので分かりません。
子どもたちには「Thanksgivingって何だと思う?」とこの絵を見せながら聞いていきます。
すると「チキン!」「果物がいっぱい!」などとポンポン意見が出ます。また、言葉の意味を考えるきっかけを促していきます。「Thanksやthank youをgiving, giving」とジェスチャーを加えながらいうと「ありがとうをあげる」「ありがとうをいっぱい言う日」などと声が上がりました。
このテーマに至るまでに、過去のレッスンで何度かサンクスギビングの話はしています。例えば、「Fall🍂秋」がテーマの時には秋の言葉でturkey🦃七面鳥を入れました。馴染みのない鳥ですが、その時にサンクスギビングの話をして、ターキーディナーのご馳走を食べる話をしました。
また、10月9日は日本ではスポーツ⚽️🏀⚾️の日でしたが、レッスンで使うカレンダーには、9日は「Thanksgiving Day」という日付に付け替えて、カナダ🇨🇦では祝日という話をしています。
このように馴染みのない言葉やイベントなどは、テーマの前からちょっとずつ種を蒔いて、「こないだ先生が言っていたやつかー!」などと思い出せるようにしておきます。
とは言っても、「サンクスギビングとはなんぞや!?」ですね 笑
世界地図を使って、子どもたちに説明していきます。
世界地図はあえて日本が真ん中にはないものを選んでいます。ポイントはイギリスとアメリカとの距離感をつかめる世界地図を使うことです。マグネットで絵を動かしながらざっと下記のように英語で説明していきます。難しいので日本語も交えながら。
- それぞれの国に国旗を貼りながら、位置関係を示していきます。
- 日本🇯🇵の侍の絵を見せて「昔むかし、日本に侍がいた頃〜、」とずっとずっと昔の話なんだということを何となく掴んでもらいます
- イギリス🇬🇧の人達の絵を見せて、船に乗ってアメリカに渡る様子を見せます
- アメリカ🇺🇸の先住民が、作物がとれなくてお腹が空いたイギリス人🇬🇧を助けたことを伝えます
- イギリス人🇬🇧がお礼にご馳走を作って先住民🇺🇸を招待したことを伝えます
予備知識をつけたところで、この絵本を読みます。
とはいえ、ここまではザッと、サクッと、進めます。
これが始まりで、現代では家族が集まってご馳走を食べて、日頃の感謝の気持ちを表す日です。
さて、ここからが本番💪🏻🔥
「食べてみたーい!」って声が聞こえたら、すかさず「実は作ってきたよ、食べよう!!」と言って、サンクスギビングおままごとを始めます!
テーブルセッティングもみんなで行います。
まずはテーブルをくっつけて、テーブルクロスをかけます。
ちょっといつもと違うレッスンに子ども達もワクワクしている様子。(何なら本当に食べるのかも!と思っているのかも笑)
みんなで役割分担をしてセッティングをします。
ナイフとフォーク🍴がとても危ないこと、触っていいところ、ダメなところを伝え、小学生にセッティングしてもらいます。未就学児にはお皿やコップなどを人数分並べてもらいます。
ある男の子に紙ナプキンを紙皿の上にそのままのせるようにお願いしました。するとその男の子は一つ並べると「あっ!こうやったらいんじゃない?」と紙ナプキンを丁寧に2回三角折りにして、立てて置いてくれました。それはそれはもう、レストランのような素敵なテーブルセッティング🍽️🍾になり、一気に華やぎました✨ 言われたことをそのままやるのではなく、自分で考えて素敵な提案をしてくれたことにとても嬉しく思いました。そして、その男の子が丁寧に三角に折っている姿にじ〜んときてしまいました😭
写真だと分かりづらいかもしれませんが、ターキーの大きさは実寸大です。A3の紙に印刷しています。両面の写真を袋状にして中にスタンドを入れて、少しだけ立体感を持たせています。
ターキーは直前まで隠しておいて「Sizzle, sizzle(お肉などがジュージューと音を立てている時のオノマトペです)」と言いながら、登場させました。本当に大きいので子ども達はびっくりしていました😳
このターキーを切り分けるフリをして「Would you like turkey?」と聞いて1人ずつサーブしていきました。みんな「Yes, please!」と喜んでもらうなか、未就学児の男の子が「No, Thank you.」と言いました。「ええーー!」とびっくりして何が欲しいか聞いてみると、まさかの子どもから一番不人気であろうインゲンを指差し「これ」と、笑。もしかしたら、あまりにも大きいターキーの迫力とリアルな姿に怖く感じたのかもしれません💦
食べながら、子ども達にクイズを出していきます。
- クイズ💬:「いただきます」「ごちそうさま」は英語で何というか?→答:英語にはない表現。代わりに作った人や食物を育てた人に感謝したり、神様を信じる人が多いのでお祈りをする
この質問をした時に、未就学児の女の子が「akf$p&ij!」と何やら英語っぽい発音で何かを言ってくれました。その子の保護者の話では、最近お家で好きなアニメを英語で観ているそうです。きっとその影響でしょうね♪ - クイズ💬:おかわりなど聞かれたら何と答えるか?→答:Yes, please/No, thank you.
この2つのフレーズは大人になるまで覚えていてほしいフレーズです。これは意外と大人でも、出てこないフレーズだと思います。礼儀正しい返答の仕方を学びましょう💡 - クイズ💬:食事が終わった時の合図は?→答:ナイフとフォーク🍴を綺麗に揃えたり、紙ナプキンは綺麗にたたみ直すのではなく、ある程度ぐちゃっとしたままで使用後と分かるようにしておく。
クイズの他にも、食べながら普段の食卓で並ぶようなフレーズを散りばめていきます。「Can you pass me the gravy sauce?」「Here you are.」「It smells yummy.」「I am so full.」などなど。実際にままごとしながらフレーズを入れていくと、子ども達はどんなことを言っているのか推測がつきやすいようです。
真似をして「Yummy!」と言ったり、自分の知っている言葉で「Delicious!」と言ってみたり。
先ほどの未就学児の男の子は「ジャム(クランベリソース)取って!」と言っていました。まだ、英語を始めたばかりで、英語のフレーズは出てきませんが、日本語でも英語でも、こういったやりとりを主体的に関わる姿に嬉しく思いました。
ターキーディナーも食べ終わり、そろそろデザートのパンプキンパイ移りたかったのですが、1人の子はナイフとフォーク🍴の扱いが楽しかったようで、「もっとターキー食べる!」となかなか食べ終わりませんでした🤣 ナイフとフォーク🍴の扱いは、大人になった気分でワクワクしますよね!
今回の経験で「いつか本物のターキーディナーを食べてみたいな」という思いが子ども達の心に芽生えてくれたら嬉しいです🌱
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