今日はお医者さんの絵本を紹介します。子ども達に様々な職業の人たちの仕事内容を伝えるのに重宝する絵本です。
『Keeping You Healthy A Book About Doctors』作:Ann Owen 絵:Eric Thomas
地域にはたくさんの人が他の人を助ける仕事をしているよ。お医者さんは何をするのかな?
絵本のあらすじ
地域にはたくさんの人が他の人を助ける仕事をしているよ。お医者さん👩🏾⚕️は何をするのかな?
お医者さん🧑🏻⚕️はどう体調が悪いか質問したり、
どうやって怪我をしたか聞くよ。
聴診器を使って「大きく息を吸って〜」と言ったり
お腹を押してみたりするよ。
どの薬を服用するのか教えてくれたり、
怪我を治してくれたりするよ。
お医者さん👨🏼⚕️は白衣やスクラブというカラフルな服を着てるよ。
お医者さん達👩🏾⚕️🧑🏻⚕️👨🏼⚕️はみんなを健康にしてくれているんだ。
Community Helpersを紹介する絵本のシリーズ
地域の働く人々を英語ではCommunity helpersと言います。様々な職業についている人たちを指すとき、この言葉をよく使います。
例えば、学校で様々な職業について学ぶ時に「Community helpers」というテーマで学びます。この絵本はそのCommunity helpersを紹介しているシリーズの一つです。他にも、警察官👮🏻や郵便配達員🚚の本などもあります。
このシリーズの本はとてもシンプルに分かりやすく描いています。お医者さんについての絵本をかなり探したのですが、難しかったり、とても長かったりでこれだ!っというものになかなか出会えませんでした。そんな時この絵本を見つけ、このシンプルさにとても惹かれました。
とてもすっきりと分かりやすくお医者さんの仕事を描いていますが、最後のページの補足がとても面白いです。
アメリカではギプスがカラフルで色を選べるようです!また、女性の医師は4人に1人だそうです。また聴診器は1660年にフランスで発明されたことや1880年にレントゲン機器が使われたことなど文章や表で書いてあります。
この絵本の中でお医者さんが使う4つの道具について説明されています。
- ophthalmoscope 検眼鏡
- otoscope オトスコープ、耳鏡
- reflex hammer 打腱器
- stethoscope 聴診器
ここで特筆すべきは打腱器です。膝を叩いてその反射を見るためのものです。みなさんやったことありますか?私は日本の病院ではあまり経験がないのですが、カナダ🇨🇦留学中、クリニックに行くと必ず打腱器を使われた記憶があります。
慣れていないことと、本当に膝が上がるので、なんだかおかしくて笑ってしまったことがあります。
カナダはかかりつけ医制度なので、病院にかかりたいときはまずfamily doctor🏥に行きます。そこから専門医に繋がれていきます。皮膚科や眼科など専門クリニックには直接行けず、紹介状📃がないといけません。ファミリードクターがない時はwalk-in clinicにいきます。ウォークインクリニックはショッピングモールなどに併設されてあったり、便利な場所にあることが多いです。
ファミリードクターやウォークインクリニックのお医者さんは総合診療医であることから、まずは体全体の不調を見るために打腱器を使うことが多かったのでしょうか…?
この絵本をふと読んでそんなことを思い出しました。
コメント