子どもにも大人にも読んで欲しい素敵な一冊です。
『I Like Me!』作・絵:Nancy Carlson 出版社:Puffin Books
私ね、ベストフレンドがいるの。それはね、、、私!それから、それから…。
絵本のあらすじ
私ね、ベストフレンドがいるの。それはね、、、私!
たくさん楽しいことをするの!素敵な絵🖼️を描くし、自転車🚲は早く乗れるんだから!
自分のことはちゃんと自分でするの。歯を磨いて🪥、綺麗にして🛁、体に良いもの🥗を食べるの。
このくるくるしっぽも、まんまるお腹も、ちっちゃな足もみんな大好き🐷
落ち込んだ時はね…。
この可愛いコブタの主人公はどうやって乗り切るのでしょう?
自己肯定感の本質を描いている絵本
この主人公のコブタちゃん、すごく可愛いんです❤️
ポジティブでいつもニコニコしていて、チャーミングで😉
でも私が好きなところは絵本の後半からです。
落ち込んだ時は…
- I cheer myself up. 自分で自分を元気づけるの。
- I pick myself up. 自分の足で立ち上がるの。
- I try and try again! 何度も何度もトライするの!
とても力強い言葉です。
コブタちゃんの周りには心配そうに見守っているお母さんやペットの猫、周りの人もいますが、手は借りません。彼女は自分の力ではい上がります。myselfという単語を使っているところも、彼女が自分事と捉えて向き合っている意思の表れです。この芯の強さが「自分を好き」につながるんですね。
「自分を好き」でいることは、自己肯定感という言葉で昨今よく聞くようになりました。英語ではself-esteemと言います。この言葉は私がカナダ🇨🇦で幼児教育を学んでいる時によく耳にしていました。
皆さんは自己肯定感を育むにはどうしたら良いと思いますか?「成功体験を積む」、「ありのままを受け入れる」など、たくさんあると思います。
私はその中でも大切なのは失敗や間違いを経験するということではないかと思っています。正確に言えば、その後の行動が大切だと思います。
失敗した後でそのことを乗り越えたり、何回もトライして出来るようになれば、自信になります。そして、次の失敗を恐れないようになります。それが好転していき、挑戦する気持ちが生まれるようになります。
自己肯定感を育むには、致命傷を負わない程度のたくさんのかすり傷を経験して、痛みをともない、傷が癒えていく中で心が成長していくものだと思います。
「自分を好きでいること」の大切さは、大人でも時々忘れてしまう時があります。この絵本はその本質を突いていて、大人でもハッとするページがあるのではないでしょうか。
シンプルな言葉がガツンと心の真ん中を突き刺してくる感じです。そして読んだ後はスッキリ!そうだ!「自分自身がベストフレンド!」そんな風に思える一冊です!
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