HARRY the Dirty Dog

絵本

今日紹介したい絵本はこちら!
ほっこりあったかい気持ちになります🐶

HARRY the Dirty Dog』作:Gene Zion 絵:Margaret Bloy Graham 出版社:HarperTrophy

どろんこハリー』訳:わたなべ しげお 出版社:福音館書店

ハリーは黒ぶちのある白い犬。いろんなことをするのが大好き…お風呂に入るのを除いては。それから、それから…?

絵本のあらすじ

ハリー🐶は黒ぶちのある白い犬。いろんなことをするのが大好き…お風呂に入るのを除いては。
ある日、お風呂🛁のお湯を入れる音を聞いてハリー🐶はブラシ🧽を取って…
庭に埋めました。

それから家を飛び出しました。

外の世界は楽しいことがたくさん!
工事現場🚧遊んだり、他の犬と鬼ごっこをして遊んだり。

それから、それから…?

ロングセラー絵本は裏切らない!世代を超えて愛される理由

初版発行は1956年で、白黒で出版されていたそうです。

この絵本の中にはハリーの様子を次のように表現しています。

  • a white dog with black spots 黒ぶちの白い犬
  • a black dog with white spots 白ぶちの黒い犬

このコントラストが白黒の絵本でも際立つのでしょうね。

ロングセラーのこの絵本は日本でも大人気!『どろんこハリー』の絵本は幼稚園、保育園で必ずといってもいいほど置いてあるのではないでしょうか。

子どもたちに愛され続けるポイントつ!

  1. どろんこへの憧れ!😍
  2. お風呂に対する嫌悪感😩
  3. 冒険するワクワク感🤩
  4. 家族に会えない不安感😢
  5. 自分の家の安心感😌

1. どろんこへの憧れ!

黒ぶちの白い犬だったハリー🐶が白ぶちの黒い犬に変身をとげてしまうほど、どろんこになって夢中で遊びます。子どもたちはどろんこ大好き!「こんな風に遊んだら楽しいな!」と真っ黒になっているハリー🐶を憧れのまなざしで見ています。

2. お風呂に対する嫌悪感

ハリー🐶が唯一嫌いなことはお風呂に入ること。これに共感する子も多いのでは?絵本の1ページ目では、お風呂のお湯をためる音を聞いたハリー🐶がブラシ🧽を持って逃げ出すところから始まります。「お風呂が嫌いなのはハリー🐶も同じなんだ!」と冒頭で子どもたちの心を掴みます✨

3. 冒険するワクワク感

ブラシ🧽を庭に埋めて、逃げ出したハリー🐶。外の世界は楽しいことがたくさん!工事現場🚧で遊んだり、炭を運んでいるトラック🛻で滑り台をして遊ぶのは楽しい!自分が擬似体験できる冒険ワクワク感が止まりません。

4. 家族に会えない不安感

遊び疲れたハリー🐶は急に家族を思い出して不安になります。「心配しているかな?」「疲れたし、お腹も減ったし…。おうちに帰りたい。」やっとおうちに帰ったのに、どろんこになったハリー🐶は家族に気付いてもらえません。ハリー🐶お得意の芸をして見せても気付いてもらえません。ここで不安はMAXです。

5. 自分の家に帰った安心感

ハリー🐶の不安がMAXになった時、ハリー🐶はあることを思いつきます💡
無事、家族に気付いてもらえたハリー🐶は、最後に安心して自分のベッドで眠りにつきます。子どもたちは「ハリー🐶、おうちに帰れて良かったね。」「ゆっくりおやすみ🌙」と安心します。子どもたちにとってもおうちは安心できる場所ハリー🐶の長い1日を自分を重ね合わせ、最後はホッとした気持ちで読み終えることができます。

物語は5つのポイントを踏まえつつ、ストーリー展開が子どもたちにも分かりやすく、飽きずに最後まで読めてしまいます。

そして何よりもこのハリー🐶が表情豊かでとても可愛い。いたずらっ子な顔、やんちゃな顔、ガックリした顔、最後は大嫌いなお風呂でも笑顔で体を洗ってもらっています。

ロングセラー絵本は、いつの時代でも通じる子どもの気持ちに寄り添った絵本なのですね。『どろんこハリー』大好きなお子さんには、ぜひ洋書でトライしてみることをおすすめします!

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