The Eye

絵本

先週の英語レッスンのテーマ「五感:視覚」で使った絵本📚を紹介したいと思います。

レッスン内容を紹介した先日のブログの記事の中でも少し紹介しました。

The EYE BOOK』By Dr. Seuss *writing as Theo.LeSieg 絵:Joe Mathieu

目、二つの目、ウィンクの目、ピンクの目、それからそれから・・・。

絵本のあらすじ

目、二つの目

僕の目、彼の目

ウィンクの目、ピンクの目

僕の目は見る、彼の目は見る

僕は彼を見る、彼も僕を見る

僕たちの目は青を見る。 僕たちの目は赤を見る。

彼らは女の子を見る。彼らは男の人を見る・・・ 男の子、馬、古い缶も。

彼らは沢山、沢山のものを見る!

やったー!僕たちの目!

万歳、万歳、万歳!

英語学習に良い要素が沢山詰まっている本!

これは『The Cat in the Hat 』や『The Grinch』で有名なDr.Seussの本です。しかし、書いたのはTheo. LeSiegとあります。この方は誰なのでしょう?本にこんな説明書きがありました。

Dr.Seuss の本名はTheodor Geiselである。彼が書いた本のイラストを他の誰かに描いてもらう時はペンネームTheo. LeSiegを使っていた。これは彼の名前を逆から読んだ名前である。

あっ!ホントだ!苗字が逆になっていますね。遊び心があって面白いですね!

この本は「BRIGHT and EARLY BOOKS for BEGINNING Beginners」というシリーズで、読み始めた子ども向けの本です。なので、本の内容は、面白く工夫されていて、リズムがあり、限られた語彙で構成されています。読み聞かせしてもらう本ではなく、”自分で読んでみる”本なのです。

例えば冒頭から

Eye Eyes

The EYE BOOKから引用

で始まります。日本語ではあまり馴染みのない単数形複数形の概念を幼児から小学校低学年の子どもに伝えるのは案外難しいと感じています。このように丁寧な描かれ方はあまりないので英語学習者にとってはとても良い機会です。

また、ドクタースースアメリカの識字率の向上に貢献した人でもあり、彼の本はrhymingという韻を踏む表現がとても多いです。なのでリズム感良く読み進めることが出来ます。

  • Wink eye – Pink eye
  • man – can
  • holes – poles
  • trees – bees
  • clocks – socks
  • rings – strings

もう一つ、私たち日本人が苦手とするのが、athe などの冠詞です。これも比較できるように次のような文章が続きます。

They see a bird. They see a bed.

They see the sun. They see the moon.

They EYE BOOKより引用

birdやbedは、「ただの鳥」や「ただのベッド」で、特別なものを指しているわけではないので、冠詞はaを使います。

一方で、sunやmoonは宇宙に一つしかないので原則theがつきます。

冠詞の説明は、幼児〜低学年の小学生にはわざわざ説明はしませんが、レッスンや読み聞かせの中で体験を通して感覚が掴めるようになるといいなと思っています。

高学年の子どもにはさらっと説明します。ただし、a、an、 theがあるんだなぁぐらいでいいなと思っています。あまり理詰めにしてしまうと、今度はそれを気にして英語がポンポンでなくなってしまうからです。

この絵本の最後にHooray(ハレィと発音します)という単語が出てきます。これはやったーとか、万歳という掛け声です。万歳三唱と日本語ではよく言いますが、この本も”Hooray, hooray, hooray…”と3回続きます。

ドクタースースの本は英語学習者にとっては難しい本も多いのですが、この本は英語の習い始めに、読み始めにぴったりな本なので、おすすめです!

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