We are the crayons!

絵本

今日紹介したい本はクレヨンの本です。以前紹介した本の続編です。
やっぱり、この本も面白くて大好きです

The Day the Crayons Came Home
文:ドリュー・デイウォルト 絵:オリヴァー・ジェファーズ

ある日、主人公のダンカンの元に絵葉書の束が届きます。そこにはやはり、ダンカンのクレヨン達の悲痛な思いが綴られていました。どうする、ダンカン!?

かえってきたクレヨン』訳:中川 ひろたか

映画やドラマでよくある『かえってきた〜』シリーズ、どう思いますか?私は正直、一作目を上回るものはないと思っています(いました。)この本も、一作目が大好きだったけれど、ほとんどのクレヨンの色について言及していたし、正直アイディアは出し切ったんじゃないかと思いました。いやいや、一作目が大ヒットしたから💰に目がくらんだんじゃないの〜?と😏

そんな邪な気持ちのまま、読んでみると、一作目と同様大笑いして本を読み進めていました!こんな変化球大好き!そうきたか!ああきたか!そして最後はこう・・。うんうん。最後は「面白かったー!」というよりは「なんでアメリカ人はこうもクリエイティブなんだ!」という訳のわからない嫉妬の気持ちで読み終えました。前言撤回します。本当にごめんなさい!あなたたちのクレヨンへの敬意と愛情を感じます!

この本では、一作目で壮絶なバトルを繰り広げていた黄色とオレンジのクレヨンは大変なことになっていました。結果、仲良くなったのだから良しとするか・・・笑

色も、赤、黄色などの基本的な色だけではなく、ネオンレッド暗いところで光るクレヨンゴールドなど、色の種類もバージョンアップされていて、それに関するエピソードも面白いのです!

あと、クレヨンあるあるなのは、ソファーに忘れられたクレヨンはお父さんに上に座られてしまって真っ二つに折られ、クリップ📎で補修されます。かわいそうなこと・・・。あとはポケットに入れ忘れられたクレヨンはそのまま洗濯機と乾燥機へ入れられ、靴下と合体することに・・・。

アメリカ🇺🇸のクレヨンは日本🇯🇵のクレヨンと少し違います。クーピーのような細さで書き味も固く色が沢山あります。私は子どもの頃に親戚の人からもらったアメリカのクレヨンが64色入りで、緑もエメラルドグリーンから深緑まで沢山あって、すごくウキウキしながらお絵描きをしたのを覚えています。私がときめいた緑色も本書の中では「みんなが嫌いな豆のpea green(まめみどり)」と訳されています。笑。Crayolaというブランドがメジャーです。すごい!下記のは96色ですね!

絵本一つで、アメリカ人の期待を裏切らないアイディア創造力発展性をまざまざと見せつけられる思いです。(嫉妬です!!)もちろんいち個人の個性努力など、この本に至るまでの道のりはきっと一言では語り尽くせないのだと思います。ですが、根底には教育があるのではないかと思ってしまいます。例えば、ブレンインストームとか。そういった教育を日常的に行なっているからこそ、頭が柔らかく、創造力発想力が磨かれていくのかなと真面目に考え込んだりもします。(まだ、嫉妬してます!!)

この本の第一弾『The Day the Crayons Quit』はNYタイムズのベストセラー345週リスト入りしています。

前回の紹介ブログはこちらです↓

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