今日のおすすめ絵本は飛び出すpop-up bookです。
『THE wide-mouthed frog』作:Keith Faulkner 絵:Jonathan Lambert 出版社:Dial Books for Young Readers
大きな口のカエルは出会う生き物に「君は何を食べるんだい?」と聞いてまわります。それから、それから…。
絵本のあらすじ
「僕は口が大きなカエル🐸 ハエ🪰を食べるんだ!」と大きな口のカエル🐸は言って、長〜い舌を突き出しました。
大きな口のカエル🐸は出会う生き物に「僕は口が大きなカエル🐸 ハエ🪰を食べるんだ!」と自己紹介をした後は、「君は何を食べるんだい?」と聞いてまわります。
青い羽の鳥に会って、
ふわふわの茶色のネズミに会って、
最後に会ったのは…?
カエルの小さな口の表情に思わず吹き出してしまう!
これはpop-up bookと言って飛び出す仕掛け絵本です。大きな口のカエル🐸は出会う生き物に好物の食べ物を聞いていきます。ページごとに変わる動物の口が飛び出すのが面白いです。
動きのある絵本は子ども達の興味をグッと惹きつけられるのでいいですね。ただ、この絵本、ただの飛び出す絵本ではありません。オチがとっても面白いのです。何度読んでも私は同じところで吹き出してしまいます🤣
この大きな口のカエル🐸、大きな口にとても誇りを持っています。絵本の文字のフォントはwide-mouthed frogのところだけは工夫されていて異なるフォントで書かれています。出会う生き物に「僕は口が大きなカエル🐸 ハエ🪰を食べるんだ!」と言うのですが、なぜか最後のページはその大きな口がとってもとっても小さくなります。さて、なぜでしょう…笑
絵本の内容が面白くて申し分ないのですが、絵や技法もとっても素敵なんです!カエル🐸の体のボツボツ加減やネズミ🐭のふわふわの毛をスタンピングで表現していたり、カエル🐸が住んでいる池の水を染色で表現していたり、至る所にこだわりが感じられる絵本です。こういう絵本はページをめくるたびににウキウキします。
そして一番最後のページのダイナミックな仕掛けが一番好きです!
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