クリスマスシーズン🎄🎅🏼に紹介したい絵本はこれ!
『The Gingerbread Man』絵:Karen Schmidt
オーブンから飛び出したジンジャーブレッドマン。男の子が追いかけるが、捕まえられません。それから、それから…。
絵本のあらすじ
昔むかし、おじいさん👴🏼とおばあさん👵🏻と小さい男の子🧒🏼がいました。
ある日、おばあさん👵🏻はジンジャーブレッドマン🙂を焼くことにしました。
そして小さい男の子🧒🏼に言いました。
「オーブンを見張っていて。ジンジャーブレッドの匂いがしたら呼んでね。でも、絶対にオーブンは開けちゃダメだよ。」
男の子🧒🏼はオーブンを見張っていると、美味しそうな匂いがしてきて
「この匂いと同じくらい美味しそうか確かめてみよう。」
とオーブンを開けたら…
ジンジャーブレッドマン🙂がオーブンから飛び出して家の外へ逃げてしまいました。
男の子🧒🏼が追いかけます。
おじいさん👴🏼とおばあさん👵🏻も追いかけます。
けれど捕まえられずに疲れて座ってしまいました。
ジンジャーブレッドマン🙂は農家の人たち👨🏻🌾🧑🏽🌾👩🏿🌾に会いました。
農家の人たち👨🏻🌾🧑🏽🌾👩🏿🌾:「どこへ行くんだい?」と声をかけると
ジンジャーブレッドマン🙂:「僕は男の子とおばあさんとおじいさんから逃げてきたんだ。それに、君らからも逃げられるよ。」と言いました。
農家の人たち👨🏻🌾🧑🏽🌾👩🏿🌾:「それは、どうかな?」とジンジャーブレッドマン🙂を追いかけました。
ジンジャーブレッドマン🙂は叫びます。
「思いっきり走ってみなよ。僕のことは捕まえられないよ。だって僕はジンジャーブレッドマンだから!」
農家の人たち👨🏻🌾🧑🏽🌾👩🏿🌾は追いかけますが、ジンジャーブレッドマン🙂が早くて追いつきません。
そして疲れて座ってしまいました。
ジンジャーブレッドマン🙂はクマ🐻やオオカミ🐺にも会いますが、誰も捕まえられません。
最後、キツネ🦊に会います。ジンジャーブレッドマン🙂は
「思いっきり走ってみなよ。僕のことは捕まえられないよ。だって僕はジンジャーブレッドマンだから!」といつもの決まり文句を言いますが、キツネ🦊は耳が遠くて聞こえません。
キツネ🦊に言われるがままに近づいていって…!
民話でたくさんのジンジャーブレッドマンの絵本が出版されている
このお話はfolktaleと言われる民話です。語り継がれてきたお話なので、沢山のジンジャーブレッドマン🙂の絵本が出ていて、登場人物や物語の内容も少しずつ違います。
man→babyにしたお話もあります。
ジンジャーブレッドマン🙂の続編として、おじいさんとおばあさんが「今度は女の子を作ろう!」と女の子バージョンの絵本もあります。
私が今回紹介している絵本はScholastic社のもので、学校教育関係の有名で大きな出版社です。私も絶大な信頼を寄せています。(いくつか絵本を迷ったらSholastic社のものを選ぶようにしています。)
いくつかジンジャーブレッドマン🙂を読んだ中でもこれが一番シンプルで分かりやすいと感じました。他の絵本も面白いのですが、少し内容が難しかったり、長かったりします。
英語の学習が進んでいるお子さんはいろいろなバージョンのジンジャーブレッドマン🙂を読み比べるのも面白いと思います📚
そもそもジンジャーブレッドマン🙂とは、ショウガやシナモンなどのスパイスが入ったクリスマス前後によく食べるクッキーです。
日本では、クッキーマンやしょうがぱんぼうやと訳されていることが多いようです。
絵本に出てくるジンジャーブレッドマン🙂はちょっと生意気で「出来るもんなら捕まえてごらん!」という挑発的な態度を取ります。ジンジャーブレッドマン🙂が人々から逃げる時、決まってけしかける言葉があります。
Run, run as fast as you can. You can’t catch me. I’m the gingerbread man.
『The gingerbread Man』より引用
しかし最後は、賢いキツネ🦊に騙されてしまいます。
この絵本はジンジャーブレッドマン🙂がキツネ🦊に食べられたところで終わります。しかし、「食べた」という直接的な表現や絵はなく、次のような表現をしています。
「キツネは大きく口を開けました。そして閉じました。」
「それがジンジャーブレッドマンの最後でした。」
キツネ🦊が上品にハンカチで口周りを拭う絵が描かれていて、最後のページにはその様子をじっとみていた三日月🌜の絵で終わります。何とも余韻の残る面白い終わり方だなぁ〜と思います。これだから絵本の魅力にどんどんハマってしまいます。
このお話は、学校の発表会にもよく使われる題材です。オペレッタ🎶としてナレーション、歌、劇を交えて音楽劇として使われることがあります。
こちらはおすすめのYOUTUBEです。
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