ぽかぽか陽気が気持ち良いです☀️
桜🌸があっという間に咲いて、あっという間に散って葉桜になり、少し物悲しく感じていたら、公園の木々も新芽がどんどん出てきて、新緑🌱が綺麗な季節です。
今日紹介したい本はこちら!
『Spring』絵:レオ・レオニ、ジュリー・ハミルトン
春が来たよ!木には蕾ができて、お花が咲いて。それからそれから・・・
レオ・レオニさんの本は大好きです。絵がやっぱり可愛くて素敵!彼は様々な技法を使いますが、これはコラージュです。木の枝のまだらな色合いや、手でちぎったようなネズミの胴体の輪郭がふわふわ感を表現されていて、絵を見るだけで楽しいです!
てんとう虫🐞やちょうちょ🦋がいたり、アリ🐜やハチ🐝などの昆虫も随所に登場します。小鳥🐦、ウサギ🐰、カエル🐸とハエ🪰(これはセットです!)などが出てきます。
この本のすごいところは、嗅覚にも訴えかけること。” I love the SWEET smells you bring. FRESH-cut green grass…”(いい匂いを運んできてくれるよね。刈ったばかりの芝生の匂い・・・)とあります。芝生を刈った時の青々しい匂いを思い出しました。
絵本は楽しみながら大人も英語学習できる教材です。英語の教科書では習わなかったような、日常にあるれる単語や言葉が沢山出てきます。
- bud :つぼみ、芽、芽がでる。名詞でも動詞でも使われます。この本の中では動詞で使われています。
- bloom :花を咲かせる。
- buzz:ハチがブンブンと音を立てる。これはSNSで「バズった」というという言葉を使うようになり、私たちも日常で使うようになりましたね。
- chirp:鳥の鳴き声、さえずり。日本語でピーピーとかピヨピヨとかに言い換えられます。
- plop:ポツンと落ちる。
- squelch:ぴちゃぴちゃ音を立てる。
絵本には “I even like when your raindrops PLOP on my nose and when my feet SQUELCH in the mud.”(ぼくは、雨の雫が鼻の頭にポツンときて、泥の中でぴちゃぴちゃ遊ぶのが好きなんだ)という文章に、ネズミたちが楽しそうに雨の中泥んこ遊びをしている絵があります。特にPLOP on my noseという表現が可愛いですね。
アメリカでは、春の概念に雨が入ります。この絵本でも、雨や虹が出てきますし、私がレッスンで使用している四季のカードでは春は雨模様です。日本人の感覚からすると雨は6月の梅雨という印象があるので、あまり春と雨は結びつきませんね。
日本でも、春は時々雨が降りますが、降った後の庭の草花は、キラキラ輝き、生き生きとしていて、新芽がぐんぐん育つ生命力を感じます。恵の雨ですね。
この絵本の最後に ”I hope you never end.“ あなたが(春)ずっとここにいてくれたらいいのに。とあります。私は思わず「ME, TOOOOOOO!」と賛同しましたが、英語レッスンでは、ちょっと冷静になり子ども達に聞いてみました。
子どもたちにはちょっと難しいかなと思い、読み聞かせの後に「春がずっといてくれたらいいのにだって。そうだったらいい?」と日本語で聞いてみたら「嫌だ!夏に誕生日があるから夏来てほしい!」となんとも子どもらしい回答が!笑 他の子は「プールしたいから夏も来てほしい。でも秋も冬も来てほしい!雪遊びしたいから!」と日本の春夏秋冬をしっかりと楽しみにしているようでした。
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