(ショーインテル)って発音します。これって何か分かりますか?
これは英語圏で幼稚園〜小学校低学年で日常的に行う、子どもが発表する活動です。
👧🏻発表者:子どもが物を持ってきて、クラスの前で発表する
例えば)お気に入りのぬいぐるみ、本、写真など
👧🏻発表者:なぜ好きなのか、どこを気に入っているのか、誰にもらったか、など自由に説明する
👦🏽クラスメイト:それに対して質問をする
例えば)👦🏽「Why do you like it?」👧🏻「…because I like it so much!」低年齢児だとこのような可愛いやりとりが繰り返されることも笑
show and tell は子どもの発達にとても良い教育だと思います。特にこれからの時代は、自分で考える力、表現力が必要になります。
《話し手としての発達ポイント》
- 何を持っていくか考える
- 人前で話すことに慣れる
- 自分の思いを伝える
- 質問に答える
この工程を繰り返すことによって、話しが上手くならないわけがありませんよね!子どもが楽しみにしているShow and tellの活動から、分かり易い伝え方、惹きつける話し方を肌で感じながら習得していきます。
《聞き手としての発達ポイント》
- 友達の話を聞く
- 知らないものを知る
- 質問を考える
聞き手としても、重要なポイントが沢山あります。クラスメイトのことを知れたり、同じものが好きだと親近感が増しますね。そして何よりも質問力が磨かれる!ことだと思います。
大人になってから、プレゼンテーションや講演を聴いた後、最後の「何かご質問はありませんか」に会場が「・・・。」し〜んと静まり返り、気まづい思いをしたことはありませんか?欧米では、質問をしないのは講演者に失礼だと捉えるようです。それに良い質問はその講演自体そのものを良い学びにしてくれますね。
そうなんです、このshow and tellは将来の社会生活において欠かせないプレゼンテーションの土台になっているのです!プレゼンと言っても、会社員が社内外で発表することだけを指すのではありません。他人に何か伝える時、これも小さなプレゼンです。日々は沢山のプレゼンで溢れていますよね。
スティーブ・ジョブズがiPhone📱の発表をした時「なんだこれは!わかりやすい!かっこいい!」と思いませんでしたか?発表者が下を向いて、書類に書かれた文字の羅列をそのまま読み上げるだけのプレゼンは聞き手も心に響きません。聞き手の目を見ながら、自分の言葉で訴えかけるプレゼンは惹きつけられますよね。
この方法は日本の企業でも取り入れられているようですが、私はしっくりきません。やはり、hands-on(ハンズオン)な圧倒的な経験の差だと思います。幼少の頃から鍛えられてきたプレゼン力は、日本の大企業の社長が、頭で理解して真似したところで、早々ものに出来る物ではないと感じました。小さい頃から積み重ねて、体感し、習得していったものだと思います。
Hands-on
doing something instead of only studying it or watching someone else do it
手を触れることができる, 実地体験できる
Cambridge dictionaryから引用
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