つまずいていませんか?R L

英語

日本人が英語でつまずくアルファベットと言えば、RLです。

今日は「これであなたも完璧!RLの発音の違い!」的なものではなく、「そんなこと気にしなくたって全然大丈夫!」ブログです。

私がカナダ🇨🇦に留学していた時に気付いたことは、発音が綺麗な人ではなく、自分の思いを英語で話せる人がすごいなと思いました。自分の英語を話せる人はジャパニーズ英語🇯🇵やスパニッシュ英語🇪🇸で母国語の癖が強くても、カナダ人達と流暢に会話をしていたし、カナダ人達も理解に困っているような姿は見たことがありません。

逆に、特に日本人は発音や文法を必要以上に気にして会話が止まってしまったり、何度も言い直したりします。会話の文脈が止まり、カナダ人が「この人は何を言おうとしているんだろう・・・?」としかめっ面で一生懸命会話を聞こうとしている姿は何度も見たことがあります。もちろん、私自身もそうでした。

大体、発音一つで会話が成り立たないことなんてないですよね。前後の流れから大体の察しはつきます。そんなことでつまずくよりも、どんどん英語を話して、おしゃべりになる方がグッと英語は上達します!

でも、完璧主義な日本人、少しでも発音良くしたいなぁという方に私なりにRLの発音のポイントをまとめました。

  • 英語を話す時は、口を大きく開けて!日本語はあまり口を開けずにモゴモゴと喋る傾向があります。
  • Lが付く発音の時は日本語の行「ラリルレロ」と一緒の発音で。特に挨拶の「Hello」は意識しすぎて巻き舌になり「Herro」となってしまう人がいます。日本語のカタカナで「ハロー」の方が綺麗な発音です。
  • Lが最後につくスペルの時は行の「」ではなく、「」と発音しましょう。ball(ボール→ボーォlabel(ラベル→レイベォという感じです。イメージは「ル」かもしれませんが「」に変換しましょう!
  • Rで始まる時は「」の口の形で始めると、大体Rっぽくなります。ライオンなどが吠えることをroarといい、その鳴き声を「grrrrガルゥゥゥゥ」と表現されます。まさにRの発音です!
  • RLの合わせ技のgirlはとても難しいです。私がカナダに行って、ホストファミリーの小学生の男の子達に特訓してもらったのを覚えています。「ガール」ではなく「グァラオ」って感じです笑!
  • 歩く時に、自分の歩調に合わせて「right」「left」と言いながら口の動きを練習するのも効果的です。

今、未就学児から小学生に英語を教えていて思うことは、成長するほどに恥ずかしさなどが英語学習の邪魔をしてしまうということです。

未就学児は、字を読まずに耳から入ってきた言葉をそのまま発語してくれるので、とても発音が綺麗です。その上、「間違っちゃったら恥ずかしい」などの思いが皆無なので、どんどん臆せずに発言してくれます。

一方で、小学生高学年になるとやはりスペルを目で追って発音しようとします。頭で考えてから発音しようとするんですね。そして、つまずくのはすでにRLです。学校でも英語の時間に違いなどやって苦手意識があるのでしょうか。Rがあると構えてしまいます。

ある子はなかなか「Thursday」が言えませんでした。私は発音が違くても指摘せずに、レッスンを進むように心掛けています。しかし、その時は不安そうな顔で何回も言い直したり、自分でも気にしているようだったので「”う”の口でサーズデイっていうといいよ」と軽く伝えました。その子に必要なのは正しい発音を出来るようになることではなくて、少々違くても気にしないメンタル、間違ったり、違うことを恥ずかしいと思わないことだと気付いたので、以降のレッスンでは、Thursdayをさらりと進むようにして、レッスン内で絶対分からないようなクイズを出して、どんどん自分の意見を言ってもらうようにして”分からないことに慣れてもらう”ようにしたり、耳で聞き取って発音してから、文字を見せるように心掛けてきました。

そんな時ある日のレッスンで、その子が「Thursday」をとっても綺麗な発音で言えたんです!しかも大きな声で、堂々とした表情で!本当に嬉しかったです。こういう子どもの成長を感じた時に、この仕事の醍醐味を感じます。

私もカナダに行ったばかりの頃は、この子のように「間違ったら恥ずかしい、この発音で合っているのかな?」となかなか英語を話せませんでした。そんな私の横でtalkative(おしゃべりな)友達がどんどん自分から話してみるみる英語力を上達させていました。間違うことを恐れない気持ちが大事なんですね。

私が自分の英語レッスンで心掛けていることは、子どもたちがたくさん間違って、たくさん思いを話して、自分の言葉で英語を話せるようにすることです。

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