誰が掃除すればいい?

英語

清掃員のことをjanitor(ジャニター)と言います。カナダ🇨🇦の学校には清掃員がいます。日本の学校には清掃員はいませんね。

2022年FIFAワールドカップ⚽️で日本のサポーターがゴミ拾いをして世界で話題になりましたね。日本のサポーターの精神は素晴らしいものだと思います。それと同時に、スタジアムの使い方がよっぽど目に余るほどだったんだろうなと思います🌀

カナダの映画館

カナダではよく映画を観に行っていました。どんなに素晴らしい映画を観た後も、余韻に浸れないくらい嫌な現実に引き戻されることがありました。

鑑賞後の映画館が嵐が過ぎ去ったような散らかりっぷりなんですっ💢 「清掃員の仕事を取っちゃいけない」という考えがあるにしても(こういう考え方の人が一定数いるようです。私も文句を言ったらカナダ人の友達にこのように返答されました。)、ここまでわざわざ汚すことはないんじゃないの?と思います。

ポップコーン🍿がポロポロ手からこぼれ落ちやすいのは分かります。でも、そんなレベルじゃなくてポップコーン投げて遊んだんじゃないかっていうくらい、ポップコーンは床に沢山落ちているし、よく踏んでしまってスニーカーの溝にはまってしまうことも多々ありました。飲み物の氷?や入れ物🥤も床に転がっているし、とにかくびっくりします。

日本の映画館は、みんな自分のゴミを持ってゴミ箱に列をなして捨てますよね。清掃員が入ったとしても、10分後には次の映画を上映出来るんじゃないかっていうくらい綺麗ですね✨

カナダの映画館は60分の清掃時間を設けても、次の映画を上映出来ないと思います。カナダ🇨🇦と日本🇯🇵のこの差を考えた時に、私は義務教育のおかげだと思いました。

義務教育の恩恵

日本は小学校へ上がると、6年生のお兄さんお姉さん達が新入生の教室にやってきて、掃除の仕方を教えてくれます。(今はどうでしょう? 私の時はそうでした。)掃除の時間なのに、優しいお兄さんお姉さん達に会えるのが楽しみでした!そのうち、掃除の仕方も覚えてきて、先生お手製の掃除当番表を使って、掃除する場所が変わります。嫌なトイレ掃除もあります。

だんだんと連携が取れてくるようになると、より効率的に掃除をして長く休み時間を取るために工夫をするようになります。箒で掃いたすぐ後に雑巾チームが待機して雑巾掛けをしたり、見事な連携プレイです。これも長い休み時間を確保するため!必死です!

至極当たり前のことですが、自分達で掃除をすると自然と綺麗に使おうという気持ちが養っていきますね。この気持ちは学校の外へ行っても、「自分達ではない誰かが掃除をする」のを知っているから、自然と綺麗に使うことが当たり前になっているんですね。

私はこの義務教育の掃除活動のおかげで、衛生概念教育的効果があることに加え、日本人のモラルの底上げになっていると思います。刷り込まれたおかげで、海外に行ってもこの感覚は失いません。

それに、家でどんなに甘やかされて、一度でも自分の部屋を掃除したことない子でも、学校ではみんな平等に掃除をしなければなりません。(サボってばかりいると、仕切り屋女子に絶対に怒られます!)最低限の掃除の仕方を学べる場所でもありますね。学校は学業だけを教える場所ではないのだなと改めて気付かされる一件でした。

ワールドカップ、日本代表は延長戦の上のPKで惜しかったですね⚽️ さて、今年はどこの国が優勝するのでしょう??

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