大丈夫だよ、いいんだよ。って誰かに言ってもらうと安心しませんか?
今日紹介したい本はこちら。
『It’s Okay to Be Different』 作・絵:トッド・パール
『ええやんそのままで』 訳:つだゆうこ
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トッド・パールさんは沢山の本を出版している絵本作家で、『ToddWorld』と言うテレビ番組でアメリカのエミー賞にノミネートされたこともあります。
はっきりとした線とシンプルな絵、原色使いが多いポップな絵で彼の本は本屋さんでも一際目立ちます。さそがし、ポップで明るい本なのかなと思いきや、結構ガツンと心に響く文章と情熱が伝わってくる本です。
「It’s okay to〜」で全て文章が始まります。そのあとはこんな文章が入ります
- 誰かに助けてもらっても
- 小さくても、大きくても
- 車椅子に乗っていても
- 2人お母さんがいたり、2人お父さんがいても
- 体の色が違くても
これだけだと、なんか説教くさく感じるというか、「多様性」とか「差別はしない」とか訴えたいのかなと感じてしまいます。でも、彼のすごいところは、上記の内容と同様に下記の文章も同等に書いています。
- 湯船の中でマカロニ&チーズ(アメリカの子ども達が大好きなインスタントフード)を食べること
- ペットのミミズを飼うこと
- 見えない友達を持つこと
などと、ユーモアたっぷりに書かれています。
私はドキッとしたのはこんなフレーズ
- It’s okay to talk about your feelings 自分の気持ちを話していいんだよ
- It’s okay to say NO to bad things 悪いことにNOと言っていいんだよ。
- It’s okay to do something nice for myself 自分のために何か良いことをしていいんだよ(絵は15個ぐらいのアイスクリームを食べています笑)
いろんなことが同等にいいんだよ、大丈夫だよって言ってくれています。シンプルだけど大人もハッとさせられるフレーズがたくさんあります。
もう一つ好きなところがあります。色使いがカラフルですが、色の固定概念にも捉われていません。青や緑の肌の色の人間、青い耳の犬。そんな自由な発想の絵が好きです。彼の本を読むと色々なものから解放されたような気持ちになります。
大きく構えて、大丈夫!大丈夫!って言える日々の生活にしていきたいなぁ!
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