こんなサバンナの草原にいたら、沢山の動物達の鳴き声が聞こえてきそうですね。
今日紹介したい本はこちら!
『Polar Bear, Polar Bear, What Do You Hear?』作:ビル・マーチン 絵:エリック・カール
『しろくまくんなにがきこえる?』訳:おおつき みずえ
しろくまくん、しろくまくん、なにがきこえる? ライオンが、カバが、それからそれから…。
絵本のあらすじ
しろくまくん しろくまくん なにがきこえる?
ライオンがほえているのがきこえるよ。
“Polar bear, polar bear, what do you hear?
I hear a lion roaring in my ear.”
この青文字の動物名と緑文字の動物の鳴き声の単語が入れ替わり、次のページに繋がっていきます。
それ以外は同じ文章の繰り返しなので、子どもには分かりやすく、リズムをつけて呼んであげるとフレーズが頭に残って真似しやすいと思います。
出てくる動物と鳴き方は次の通りです。
- polar bearしろくま growlうなる
- lionライオン roarほえる
- hippopotamusかば snort鼻を鳴らす
- flamingoフラミンゴ flute笛のように歌う
- zebraしまうま bray耳障りな声でなく
- boa constrictor大蛇 hissヘビが立てるようなシューという音
- elephantぞう trumpet(ぞうが)高い声で鳴く
- leopardひょう snarlうなる
- peacockクジャク yelpキャンキャン鳴く
- zookeeper飼育員 whistle口笛を吹く
原本と日本語版の本の違い
この本は以前ブログで紹介した『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』と同じシリーズです。英語レッスンで読んだ時に子どもも気づいて「あれ?これ前読んだ本だ似てる!」と言っていました。
英語の動物の鳴き声の単語はとても難しいです。私は知っているものから知らないものまでありました。知っている単語もそうでない単語も一つずつ辞書で調べてみたのですが、難しい〜💦
というのも日本語は鳴くという単語にしか訳せなかったりするんです。でも日本語の場合はオノマトペの表現が豊富にあるので「キャンキャン鳴く」「ガオーと鳴く」などと言えます。
英語の場合は、動物の鳴き声を表す単語はオノマトペを使わずに表現できる単語が豊富にあるということですね。
なのでこの本の日本語版🇯🇵には、それぞれの動物の鳴き声が小さく書いてあります。これは原本の英語版🇺🇸にはありません。言語から他言語に訳すにはそのままの表現や言葉がなかったりするので難しいですね!
シンプルであったり、簡単な文章ほど、どうやって日本語に置き換えよう?と思うことが多々あります。深い世界だなと思いながら英語版と日本語版を見比べていました。
カナダ留学中🇨🇦、先生か友達に言われたことがあります。”その分野の単語や言葉が多いということはそれだけ文化的に重きを置いているということだ。”的なことを。
カナダ人の友達と何かのプロスポーツチーム名について話をしていた時に「Bull 雄牛」がなんちゃらと言われ、「Bullってなに?あ〜Cowね」と言ったら「違う!」と怒られました。牛の総称ってcowじゃないんですね?笑
説明が分かりにくくなってしまいましたが、私たち日本人の食生活に欠かせない海苔も、ワカメも昆布もめかぶもぜーんぶ英語ではseaweedとひとくくりにされてしまうのと一緒ですね。笑
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