『Goldilocks and the Three Bears』という童話は知っていますか?日本語では『3びきのくま』と訳されているようです。これは『赤ずきん』や『3びきのこぶた』などと同じようにとても有名な童話です。
が、私は知りませんでしたっ💦
でも、とっても面白い話で、大きさの概念を伝えるのにもとても良い教材になってくれるのでこの本はすごくおすすめです!
ただ、おすすめの本はこれ!というわけではなく、童話なのでたくさんの絵本が出ています。ぜひこの話の絵本があったら、手に取って好みの絵や話の内容を見つけてもらえたらと思います。
『Yummy』作:Lucy Cousins
森に住む3匹のクマ。散歩から帰ってみると、知らない女の子がベッドで寝ていて・・・。
この絵本は題名の『Yummy』美味しい!にまつわる童話8話が描かれています。Lucy Cousinsはメイジー シリーズで知られるとても有名な絵本作家です。
今回紹介したい『Goldilocks and the Three Bears』はイギリスの童話で、3匹のクマ🐻🐻🐻とGoldilocksという女の子👱🏻の話です。
森の中に住んでいる父クマ🐻、母クマ🐻、赤ちゃんクマ🐻が朝ごはんに作ったおかゆが熱かったので、冷めるまで散歩に出掛けます。
家に戻ると、おかゆが誰かに食べられた形跡が・・・。赤ちゃんクマのおかゆは全部食べられてしまっています。
今度は椅子が誰かに座られた形跡が・・・。赤ちゃんクマの椅子はバラバラに壊れてしまっています。
寝室に行ってみると、誰かに寝られた形跡が・・・。赤ちゃんクマのベッドにはGoldilocksが眠っています!驚いたGoldilockgaは飛び起きて慌てて逃げていきました。
この3匹のクマのおかゆやいす、ベッドはbig、 medium-size、 little、で表現されています。例えばおかゆが入っているボウルはa big bowl for Papa Bear、a medium-size bowl for Mama Bear、a little bowl for Baby Bearという具合です。
一方で、Goldilocks👱🏻は大きなボウルのおかゆは「Too hot」、真ん中サイズは「Too salty」、小さいボウルは「Just right」と赤ちゃんクマのものだけいつも「Just right」と落ち着きます。
その話の繰り返す話の展開が分かりやすく、最後は「Just right」とくるかな?と予測しながら物語を楽しむ事ができます。
英語レッスンではテーマ学習で大きさや量の概念も学びますが、その時にこの話は欠かせません!
私がこの物語を知ったのはインターナショナルスクールで働いている時でした。その時は劇や歌などを発表するイベントが控えていたのですが、子ども達へのプレゼントととして教員で劇をやろうという話になりました。
私は体のサイズがだいぶ小さいので、赤ちゃんクマ役に任命されました。白い大きなタオルをおむつに見立て、衣装にもこだわりました!笑
この話はGoldilocks👱🏻が赤ちゃんクマのものを全部食べたり壊したりしてしまうので、赤ちゃんクマ毎度大泣きをします。恥じらいはとっくの昔に捨てていた私なので、振り切って演じ切りました。大泣きする度、子ども達は大笑い!その後数日間は子ども達に「オムツ履いてない!」などいじられることが続きましたが。。。
何よりもこの体験、私の中で大きな学び✅がありました。いつも劇の練習では私たちが子ども達に「もっと大きな声で!」とか「ゆっくりはっきりセリフを言おう!」などと指導をしていました。本番近くなると、劇の仕上がり具合に私たちの方が焦りを感じて、子ども達にもプレッシャーを与えてしまっていたと思います。
そんな中、私たちがこの劇を子ども達に披露したことで、何よりも子ども達が楽しんで観劇してくれました。また、その後は自由遊びの中で、この話の劇ごっこ遊びをする子ども達の姿がありました。自ら楽しんでやる劇ごっこ遊びの生き生きとした姿を見た時に、こんな姿を保護者の方たちに見せたいと思いました。
まさに幼児教育の最大の課題、主体性です。やらされているのではなく、子ども達が主体的に活動した時にその体験が深い学びとなります。私たちの仕事は子ども達が主体的に考えたり、活動できるようにする事です。でもこれってほんと難しい!
そんな出来事もあり、このお話は私にとってもとても思い入れのある話です。絵本でお話を聞かせるのも良いですし、フェルトストーリーなどの保育グッズでお話をするのも良いと思います。演じたいという方がいれば、赤ちゃんの演じ方だけはアドバイスできますよ!
コメント