どんどこ どんどこ この響きから何を想像しますか?
私は赤ちゃんがハイハイでどんどこどんどこ突き進むイメージがあります。
今日紹介したいのはこの本です。
『どんどこ ももんちゃん』 作:とよた かずひこ
どんどこ どんどこ どんどこ どんどこ
ももんちゃんが急いでいます。
転んでしまっても目に涙を溜めて
どんどこ どんどこ どんどこ どんどこ
ももんちゃんが向かった先は・・・?
とよた かずひこさんは宮城県出身です。同じ出身地なのですごく嬉しいです♪
絵がとっても可愛いんです。ももんちゃんシリーズはたくさん出版されていて、ピンクの本は書店では目をひきます。大きなとんがり頭に大きなおむつのももんちゃんがとても愛らしく、一生懸命なももんちゃんを応援したくなります。線は軽いタッチでサラサラサラ〜と描いてそうなとてもシンプルな絵で、色の塗り方とか色使いとかとっても温かいんです。ももんちゃん可愛すぎる!
私はこの「どんどこ どんどこ」という言葉の響きがとても好きです。ももんちゃんらしさがとても表れているなぁと思います。本の中ではももんちゃんは走ったりもしていますが、川の上の橋を渡ったり、丘の上を登るももんちゃんはハイハイでどんどこどんどこ突き進みます。
この雰囲気が、赤ちゃんがハイハイで部屋の中を探索する時と似ています。
ハイハイの重要性
「体幹」の重要性はだいぶ認知されていると思います。これはスポーツ選手に限ることではありません。乳児を預かる保育施設では、子どもの運動発達を促すために体幹を意識した活動を取り入れています。そのうちの一つとしてハイハイがとても重要なんです。
ハイハイは体幹を鍛えられ、バランス感覚を養い、手と足を交互に使う協応運動です。よく「うちの子歩くの早かったの。」と嬉しそうな保護者がいますが、早く歩き始めることよりも、ハイハイの期間を十分にあることの方が重要です。
例えば、4、5歳になって転びやすいなど体の使い方が上手くない子どもがいる場合、保育士達はその子の乳児時代までさかのぼって子どもの運動発達を考えます。その時によく話題に上がるのはその子のハイハイはどうだったかです。それほど、ハイハイは後の子どもの運動発達に影響してきます。
特に今の住宅環境では広いスペースが取れず、昔と比べてハイハイしやすい環境ではありません。だからこそ、大人が意識的にハイハイする環境を用意してあげたいですね。ハイハイをしながら追いかけっこをしたり、遊びの中で取り入れていきたいものです。階段があるお宅は、階段の昇り降りをするのもとても良いです。降りる時は頭を上にして後ろ向きで降りる練習をします。安全には十分配慮して側でついて、行ってくださいね🔰
コメント