Colored Days

絵本

今日のあなたの気分は何色ですか?

私はグレーです。今日は外は雨模様☔️ そしてちょっと肌寒い・・・。月曜日、月末、あー、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ。気持ちばかり焦るけど、なんだかあまり動き回る元気は残っていない😩

だけど、こんな日もあるよ、それでいいんだよ。って受け止めてもらえる絵本を紹介します。

MY MANY COLORED COLORED DAYS』 作:ドクター・スース

絵:スティーブ・ジョンソン / ルー・ファンチャー

いろいろいろんな日』 訳:石井 睦美

黄色い気分の日、青い気分の日。いろいろな色のいろいろなぼく・・・。

本の内容 〜いろいろな気分〜

君は驚くよ、僕がいろいろな色の気分になっていろいろ変わるから。

弾ける色の日はとっても気分がいいんだ!馬になって足を蹴り上げたいくらいに。

綺麗な色の日は、鳥みたいに羽を羽ばたけるのさ。

でもね、色みたいな日もある。ゆっくりと下に下に落ちていく。

それから色い日が来るんだ!ハチみたいに「ウィーーー」って。

色の日。全てが灰色。見てるだけ。何も動かない。

突然、サーカスのアシカみたいにオレンジ色の気分になるんだ。

色の日。深い深い、海の中。冷たくて静かな魚、それは僕。

色の日。僕は悲しい。恐竜のようにうなって、尻尾を引きずって、僕は一人きりで歩く。

幸せなピンクの日もあるよ!そんな時はジャンプして何も考えない!

真っ黒な日。怒り。けたたましさ。吠える。雲に向かってうなる。

それから全部混ざった日!もう誰が自分で、何が自分か分からなくなるよ。

でも、全部それでいいんだよ。分かる?また自分に戻るから。

こんな日もあるよね。それでいいんだよ、と優しく受け止めてくれる。

初版は1996年で、1991年にドクター・スースが亡くなった後に作られた絵本です。ドクタースースといえば『グリンチ』や『CAT IN THE HAT』で知っている方が多いと思います。

彼の本はrhyme(ライム)という韻を踏む表現がとても多いんです。このrhyme英語学習において、とても大切な要素です。詳しくは以前のブログに書いているので割愛します。

この絵本にも韻を踏む表現がたくさん出てきます。音の響きが綺麗で詩のようです。

英語自体は簡単でシンプルですが、内容が哲学的なので、小学生以上が良いと思います。

私の英語レッスンでは、先々週は「Feeling いろんな気持ち」、先週は「All About Me 自分ってどんなひと」をテーマに学習しました。

Feelingのテーマの時にいろいろな感情を色で表現するアクティビティーを行い、この本はAll About Me のレッスンで読みました。内容的にはFeelingのテーマに近いのですが、いろんな自分がいる、それも全部自分ということを伝えたくてこの本を選びました。

私の感覚では感情よりも、ムードや気分を表現していることが近いかなと思います。何か分からないけど、ピンクなジャンプしちゃう気分、茶色のどんどん底に沈んでいってしまう様な気分。最後の方に出てくるいろいろな色がごちゃ混ぜになっているページはよく表現されているなぁと思います。今ままで出てきた馬やフラミンゴ、いろいろな自分がごちゃ混ぜになっています。こんな日、ありますよねぇ・・・。

「自分はこんな人です!」ってカテゴライズするのは難しいけれど、こんな気分の時もあるし、あんな気分な時もある、自分ってよく分からないんだよ。って思うのが正直なところです。だからそんな時にそっと寄り添って受けて止めてくれる本です。

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