今日はとってもリズムカルに楽しく読める絵本を紹介します!
『Chicka Chicka 1・2・3』作:Bill Martin Jr, Michael Sampson 絵:Lois Ehlert 出版社:LITTLE SIMON
「りんごの木の上まで競争だ!」1が2に言って、2が3に言った。
それから、それから…?
絵本のあらすじ
りんご🍎の木の上まで競争だ!」1が2に言って、2が3に言った。
「登れー」4が5と6に言って、「急げ」と7が8に叫んだ。
「Chicka Chicka 1・2・3. . .Will there be a place for me?」
(チカチカ 1・2・3… そこに僕の場所あるかな?)
あれ? さっきから後ろに隠れている0は木に登らないのかな?
それから、それから…?
いきいきとした数字たちの姿に楽しくなっちゃう!
『Chicka Chicka boom boom』と言う英語圏の子どもたちならみんな知っているアルファベットの有名な絵本があります。その数字版の絵本です。
いわゆる、「数字を勉強しましょう!」と言う教則本ではなく、「数字を楽しむ」絵本です。
絵本の中で出てくる数字たちがりんごの木のてっぺんまで競争します。数字が擬人化されているので、のんびり屋の8、食いしん坊の11、髪が長い70など個性豊かな数字たちが出てきます。その中には、みんなの中に入れない、引っ込み思案の0の姿も。
ただ、楽しいだけのストーリーではありません。途中でトラブルが発生します。木の上で楽しんでいた数字たちは、地面に叩きつけられたり、クネクネ曲がってしまったり、楽しい雰囲気も一気に崩れます。しかし、そんな危機を救うのが0なんです!
0とは数学的にもとても重要で難しい数字とされています。そんな0の概念がこの絵本でも反映されているように思います。
ところどころ、下記のフレーズが登場します。リズムカルに読むのがポイントです。
Chicka Chicka 1・2・3. . .Will there be a place for me?
読んでいるうちに、子どもたちも「1・2・3!」と声を合わせて言ってくれるようになります😊 この感じがとっても楽しい🎶
この絵本の文章は言語学習に効果的なrhymingと言う韻を踏む表現があります。音の響きを楽しみながら、読み進めるのがポイントです。
- curvy 30
- flat-foot 40
- hero 0 この絵本の要となる0がヒーロー🦸?
この絵本は、1-20はそれぞれの数が登場し、その後は40、50、60、70、80、90、と続き、99まで登場したあと、とっておきの数が最後に登場するところがクライマックスです。
「どうなるのかな?」とドキドキしつつも最後は「Yeah!」と一緒に喜べる楽しい絵本です。数字に興味が出てきたお子さんに、英語を学んでいるお子さんに、おすすめの一冊です!
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