赤ずきんのことを指します。Little red riding hoodとも言ったりもします。
ridingは乗馬、 hoodは帽子のフードことです。riding hoodとは乗馬をするときにかぶるこの頭巾タイプの帽子を言います。
今日紹介したい絵本はこちら!
『RED RIDING HOOD』再話・絵:JAMES MARSHALL 出版社:PUFFIN BOOKS
昔むかし、真っ暗な森のそばに赤ずきんというかわいらしい子どもが住んでいました。それから、それから…?
絵本のあらすじ
昔むかし、真っ暗な森のそばに赤ずきん👧🏼というかわいらしい子どもが住んでいました。
あるとき、元気がないおばあさん👵🏻のために赤ずきん👧🏼はお使いを頼まれました。おばあさん👵🏻のうち行くには真っ暗な森の中🌳を通っていかなくてはなりません。
「何があっても、道草を食ったり、知らない人と話したりせずにまっすぐおばあさん👵🏻のうちに向かうのよ!」とお母さん👩🏼🦱は赤ずきん👧🏼に言いました。
「うぅ、怖いな。」と赤ずきん👧🏼が森の中を歩いていると、大きなオオカミ🐺が話しかけてきました。それから、それから…?
童話やおとぎ話の絵本は好みの物語を見つけよう!
世界中の人が知っている『赤ずきん』のお話ですが、童話やおとぎ話など昔から人々に語り継がれてきたお話は再話と言って、物語の過程や結末が少し異なっていたり、教訓を入れたりしています。
『赤ずきん』も絵本がたくさん出ていて、どれもお話が少し違います。絵も文章も怖い雰囲気が全面に出て描かれていたり、ポップで明るい雰囲気で描かれていたり。まずは大人が先に読んで、お子さんの年齢や発達度合いを考えて絵本を選ぶのが良いと思います。
今回は昔ながらの赤ずきんの絵本を選択しました。物語の流れは、おばあさん👵🏻はオオカミ🐺に食べられてしまいます。その後おばあさん👵🏻の家に到着した赤ずきん👧🏼も食べられてしまいます。そこに猟師👨🏻が通りかかり、異変に気付いた猟師👨🏻が満腹になって寝ているオオカミ🐺のお腹を切って、中からおばあさん👵🏻と赤ずきん👧🏼を助け出します。教訓として「知らない人とは話してはいけない」です。
この絵本はおばあさん👵🏻や赤ずきん👧🏼がオオカミ🐺に食べられてしまう時「He gobbled her right up.」という表現をしています。猟師👨🏻がおばあさん👵🏻と赤ずきん👧🏼を助けるときは「the brave hunter jumped in the window, killed the sleeping wolf, and cut him open.」と表現しています。killという言葉が入っていますが、絵の描写はオオカミ🐺の足元と無傷のおばあさん👵🏻と赤ずきん👧🏼がが描かれていて、子ども向けに配慮された作りになっています。
過度に子どもを怖がらせるのものでなければ、ある程度の恐怖感や悪役は必要だと思っています。子どもに見せたくないもの、聞かせたくないものを全て排除したような作品は、スパイスに欠けるボヤッとしたものが多い印象があります。そして重要な「教訓」や「何を言いたかったのか分からない」作品になっているものも少なくないと感じます。
もう一つ、この絵本は大人が読むと思わず「ぷぷぷ」と笑ってしまう描写があります。オオカミ🐺が襲いに行った時、おばあさん👵🏻は読書をしていました。読書を邪魔されたおばあさんは「出ていけ!」とオオカミ🐺に叫びます。のちに猟師👨🏻に助けてもらい、オオカミ🐺のお腹の中から出てきたおばあさん👵🏻は「中は暗くて文字も読めやしない。」と不機嫌そうな顔で言いました。ちょっとシュールで面白い🤣 そして、おばあさん👵🏻、強い!
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