礼儀正しい文化で知られている日本🇯🇵 そんな礼儀正しい日本人でも、時々外国人から「あれ!?」とびっくりされることがあります。
それは使うべきところで「Yes, please.」「No, thank you.」と言えないこと。
英語を使う場面で、こんな時なんと返事をしますか?
- レストランで店員さんが「Would you like another cup of coffee? コーヒーのおかわりいかがですか?」
- 服屋さんで店員さんが「Would you like to try that on? 試着してみますか?」
- 友達がチョコレートを差し出し「Do you want some? 食べる?」
これ、ぜ〜んぶ反射的に「Yes, please.」「No, thank you.」と答えられたら完璧です👍
YesやNoだけだと、ちょっと失礼に聞こえてしまいます。マナーに欠けるというか…。
これ、意外と言えない日本人が多いんです🌀
私ももちろん言えませんでした😭
カナダ🇨🇦に行って間もない頃、ショッピングモールの洋服屋さんで
「Would you like to try that on? 試着してみますか?」と聞かれました。
私は聞き取れたことも嬉しくて「Yeah!」と返答してしまいました。
カナダ🇨🇦はフランクでフレンドリーな国、これで大丈夫だと思っていました。
その直後、ギャルっぽい派手な3人組の女の子が店員さんに同じことを聞かれて、みんな口々に
👩🏽🎤「Yes, please.」
🧑🏻🎤「Yes, please.」
👨🎤「Yes, please.」
と言っているのを聞いて、初めて私の返答が失礼だったことに気付きました。英語出来ないなりにせめて「Yes.」と言えば良かった。慣れたふりして「Yeah!」って…。本当に恥ずかしい💦
これは、ギャル3人組は特別礼儀正しい子達だったという話ではなく、カナダ🇨🇦の子ども達は小さい頃からこのマナーを教え込まれています。
当時、私がホームステイをしていた家庭では夕食時にこんなやりとりがよくありました。
父👨🏻:「Would you like more carrots? もっと人参食べる?」
子🧒🏼:「Yes. うん。」
父👨🏻:「Yes…💢!? うん…💢!?」圧を強めに聞き返す。
子🧒🏼:「Yes, please. はい、お願いします。」慌てて言い直す。
これは私のホームステイ先だけが躾に厳しいのではなく、私の友人の子どもがいるホームステイ先や街ですれ違う親子のやりとりでもみたことがあります。
親子であっても、仲の良い友人であっても、きちんとマナーを守る。とても大切なことですね。
私の家族がカナダに遊びにきた時もやはり「Yes, please.」「No, thank you.」は言えませんでした。
カフェでお茶をしていた時、店員さんのおかわりの質問に対し、笑顔で「Yes!」店員さんは一瞬驚いたような表情をしましたが、すぐ笑顔を作り、おかわりを持ってきてくれました。
おかわりが来ると私の家族は「Thank you. Thank you very very much.」very なんて2回も言わなくていいのに、やたら律儀にお辞儀をしながらお礼を言っていました 笑。
今度は店員さん、心からの笑顔。その表情から推測すると、「最初、ちょっと失礼な日本人かと思ったけど、礼儀正しい典型的な日本人だな。そうか、英語が分からないだけだったか…。😅」という感じでしょうか。
私の英語レッスンでは「英語を学ぶ」のではなく「使える英語を学ぶ」ことを心掛けています。先日のレッスンでは、サンクスギビングの七面鳥のディナーを食べる体験をしました。(実際には写真を使ってのままごと遊びですが)
その時に、子ども達におかわりを聞いてまわり、答え方として「Yes, please.」「No, thank you.」を教えました。体感で覚えてほしいので、ターキーに、マッシュドポテトに、インゲンのソテーにずっとおかわりに回っていました。 笑
子ども達が「Yes!」と言うと、「Yes, p…?」と圧をかけながらpleaseを促します。 笑
ただ、これは一回のレッスンだけでは身につきません。何度も機会を設けて、子ども達が反射的に答えられるようにしていきたいと思っています。
私たちは日本人は一生懸命英語を勉強していても、このような簡単でよく使う英語のフレーズや言い方を見逃しがちです。海外旅行では、必ず使う場面は多いのでぜひこの機会に覚えておきましょう!
善意の申し出には「Yes, please.」か「No, thank you.」はセットで覚えて答えられるようにしたいですね💡
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