今日の紹介したい本は、水の本💧です。身近な水、生活に欠かせない水。水の恵みを感じることができる本です。
『Water』作・絵 フランク・アッシュ
水は雨。水は雫。水は氷、雪。水は空高くあって・・・。
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日本語に訳された本はないようです。ですが、簡単でシンプルな英語なのでぜひ英語で読んでほしいなと思います。
すごく、綺麗な本です。グラデーションのカラフルな絵で描かれていて、水は虹色で表現されていて、カラフルなんですがとても優しい色使いです。
シンプルな文章が綺麗な絵をさらに引き立ててくれます。”Water is〜“と続きます。
水は地下深く通っていたり、小さな川が大きな大きな川になり、その川が滝になって水しぶきになる様子が分かりやすく描いてあります。
魚は水の中で生きて、植物は水を得て育ちます。
水がないと植物は枯れ、反対に多すぎると洪水になります。
そして最後に海に流れ着きます。
言葉はありませんが。男の子が主人公のようです。男の子は一貫して小さな船を手に抱えています。その船を小川に流すと大きな川に流れ、滝を下ります。そして大きな海に辿り着きます。
大切そうに船を抱えていた男の子ですが、日照りで枯れた花に涙し、次のページからは花を植木鉢に植え替え、今度は植木鉢を大切に抱えている場面に変わります。
文章で伝えなくても、絵でも物語を伝えているところが素敵だな思います。こんな風に小さなことに気付きながらゆったりと絵本を読む時間を持ちたいですね。
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