おばあさんとハエの関係

絵本

今日紹介したい本はこちら!

There Was An Old Lady Who Swallowed A Fly』 作・絵:シムズ・タバック

ハエをのみこんだおばあさん』訳:木坂 涼

ハエ🪰を飲み込んでしまったおばあさん👵🏻は、そのハエ🪰を捕まえたくてクモ🕷️を飲み込みます。今度はそのクモ🕷️を捕まえるためにどんどん動物を飲み込んでいって・・・!

日本語版は見つけられませんでした。

これはアメリカのわらべ歌で、それを元に絵本が作られています。なので絵本もいくつか種類があります。題名も『I know an Old lady Who Swallowed a Fly』など少し異なっている場合もあります。このハエの部分がおばけだったり、いろんなバージョンもあります。

今回は紹介する本は、以前ブログでも紹介した『Joseph Had a Little Overcoat ヨセフのだいじなコート』の作者のシムズ・タバックさんの絵本です。絵が持つ独自の雰囲気があります。そして表紙の後ろに載っている色々な種類のハエの標本のような絵も面白いです!

穴あき仕掛け絵本になっていて、登場する動物がページをめくるとおばあさんのお腹の中に入っていくという仕組みです。

この話はCumulative songと言って、内容を積み重ねていく話です。A→AB→ABCという感じです。同じ文章が繰り返されるので、多少英語が長くなっても読んだり聞いたりするのは、苦ではありません。

歌が元なのでリズムを取って、歌いながら読むと読みやすく、また聞き取りやすいと思います。下記のYOUTUBEはテンポがゆっくりなので歌が聴きやすいと思います。

これはナンセンスストーリーと言う分野で、ばかげている話や滑稽な話の絵本です。

ただ、伏線を張っていて、最初、ハエを飲み込んだ時点で「Perhaps, she’ll die.」(彼女、死んじゃうかもしれないよ。)とあります。「え〜!ハエを飲み込んだくらいで!」と思っていると、どんどん動物を飲み込んでいくおばあさん、事態は思わぬ方向へ・・・。

ナンセンスストーリーといういうくらいだから、難しいことは考えず、ただゲラゲラと笑って読みたい本です。

インターナショナルスクールで働いていた時は、私の同僚はこのお手製のフェルトストーリーを持っていて、よく子ども達に読んでいました。子ども達は不思議でおばかな展開にゲラゲラと笑い転げていました。

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