梅雨に入ると、しとしと、ザアザア、ポタポタ、雨降りばかりで家にこもりがちになります。
でも自然界ではたくさんの動物や生き物たちのオノマトペな世界が広がっています。
今日紹介したい本はこちら!
『In the Small, Small Pond』 作:Denise Fleming
小さな、小さな池の中で・・・くねくねおおたまじゃくし。それからそれから・・・!
残念ながら、本の購入リンクは貼れませんでした。上記の本は『In the Tall, Tall Grass』という本で今回紹介したい本のその続編です。絵の感じが上の本と似ています。
本のあらすじ〜池の中に季節をめぐる世界観〜
小さな、小さな池の中・・・。
くねくね おたまじゃくし
ガチョウのパレード よちよち歩くよ
とんぼ、かめ、さぎ、小魚、ミズスマシ、ツバメ、ザリガニ、アヒル、あらいぐま、マスクラット(ネズミのような、ビーバーのような動物)などの動物が出てきます。
いつしか季節は巡り冬に。
最後のページはカエルが土の下で冬眠するところで終わります。
ページごとのリズムカルなオノマトペを楽しもう!
この本は1994年コールデコット オナーブック✨に選ばれています🏆
絵はダイナミックで、動物たちがシンプルで綺麗な色合いでちぎり絵のように描かれています。
文字は大きく、言葉のリズムカルさや意味合いに合わせて、水に流れるだったり、踊るように配置されています。
そしてもう一つ、文章ではなく、詩のように短い言葉で表現されています。
英語ではrhyme(ライム:韻を踏むこと)は言語学習にとても重要とされています。この絵本はライムが多く、言葉の響きやリズムカルな単語を楽しめます。下手に和訳をするとちょっと雰囲気が違くなってしまいますね💦 お子さんに読み聞かせをするときは、少々意味が分からなくても、都度都度和訳せず雰囲気を楽しんでください。
韻を踏むというと日本語ではあまり聞かないかも知れません。けれどオノマトペという言葉は聞いたことあるかも知れません?オノマトペとは擬態語と擬声語を総称したもので、例えば、「ペタペタ」「ぽしゃん」などの言葉がそれにあたります。
Wiggle, Jiggle, tadpoles wriggle
くねくね、ゆらゆら おたまじゃくしが うごめいている
『In the Small, Small pond』より
オノマトペは幼児教育にはとても重要で、オノマトペを積極的取り入れることで、子どもたちの表現力が豊かになります。保育でも積極的に取り入れています。
日本語はオノマトペが豊富にありますが、英語では少ないなと感じることが多いです。
この絵本は、そんな英語の絵本の中でもオノマトペ✖️ライムを掛け合わせたようなまさに音を楽しむ絵本です!絵と音の楽しさを感じながらこの絵本を読んでみてくださいね!
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