好きな絵本は何ですか?

絵本

皆さんの好きな絵本は何ですか?私は保育者や子どもに関わる方にはこの質問をしてみたいです。それはその方の保育観やこども観、子育て観などを少し知ることができるからです。

よく大人同士では「好きな映画や本は何ですか」という質問をしますよね。その人のひととなりや人間性が少し知ることが出来ますね。

私の好きな絵本は『The Dot 〜てん〜』 Peter H. Reynolds 作・画 です。

絵本の絵が繊細でとても素敵です。

日本語版は谷川俊太郎さんが訳しています。

この本には保育士の専門学校時代に市の図書館で出会いました。授業の課題で絵本はよく使うので、頻繁に図書館に通っていました。この本はその図書館の「読み聞かせ会」で読んだ本のコーナーにありました。司書さん達の絵本のチョイスさすがです✨ 

図書館の隅の丸椅子に座り、この本を読み終えた時、私の心の奥がじ〜んと色々な色の感情が染み渡り、その後はメラメラと炎のようなものが湧き上がりました。「こんな先生になりたい!こんな風に子どもと丁寧に関わっていきたい!」と熱いモノが込み上げてきました。

この物語は一人の素敵な先生との出会いが主人公を大きく自信に満ち溢れた子へと変えていきます。子ども一人ひとりを肯定して捉え、子どもの興味や可能性を最大限に引き上げる先生の温かい眼差しと主人公がどんどんアートに夢中になっていく姿は感動を覚えます。この本は私のバイブルです。いつも心の中に持っておきたい一冊です。

私が絵本を好きになったきっかけは、二人の先生との出会いです。

一人目の先生は専門学校時代の先生です。その先生は色々な本を深く、多角的に私達に紹介して下さいました。私はその先生の授業が大好きで楽しみでした。先生は教壇に立つ前に、絵本や作者、作者の想い、時代背景など様々な視点から勉強されていて、努力を惜しまない方でした。子ども達も大好きやなせたかしさんの『アンパンマン』の授業の時は、私は感動して号泣したくらいです。先生の絵本にかける情熱情報量には毎回圧倒されていました。

二人目の先生は勤めていたこども園に読み聞かせに来てくれていた先生です。その先生の読み聞かせの時間は子ども達は目をキラキラを輝かせて、時には大笑いしたり、ワクワクしながらお話を聞いていました。色々な本をその時の子ども達の興味・関心に合わせて読んでくれました。クラスでカナヘビ🦎を飼い始めると、カナヘビの絵本を読み聞かせしてくれたりしてくれました。その先生も前述の先生同様、絵本とその背景をかなり勉強されているのだなと感じました。そして何よりも先生ご自身がワクワクと楽しそうにしてらっしゃって絵本への情熱が伝わる読み聞かせ会でした。

大人になってから絵本の素晴らしさに気付いた私ですが、大人でも良質な絵本を読むと心があったかくなったり、ワクワクしたりします。このブログでは様々な絵本を紹介していけたらと思います。

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