先日、アメリカの映画芸術科学アカデミーが主催する「学生アカデミー賞」のアニメーション部門で金森慧さんの作品『Origami』が銀賞を受賞しました🎊
折り紙は子ども頃は必ず遊んだ人も多いと思います。今や「origami」の表記で通じる世界的な言葉となり、日本が誇るべき伝統遊びです。
私たちが子どもの頃から慣れ親しんできた折り紙。折り紙を人に教える時は、「ここは谷折り、ここは山折り。」「まず、半分に折って…」「ここをこうやって三角に折って…」などの表現を使いますが、これ、英語で言えますか?意外と難しい英語表現、少しの単語をおさえるだけでグッと教え方が上手になるので、学んでみましょう!
《折り紙に使える言葉》
- fold 折る
- fold the paper in half. 半分に折る
- fold the bottom corners to the top. 下の角を上に折る
- fold the side corners to the middle. 両端の角を真ん中まで折る
- open up 開く
- flatten 平らにする
- Open up the top layer and flatten. 上の一枚を開いて平らにする
- turn it over. 裏返す
- make a square.(triangle, rectangle) 正方形(三角、長方形)にする
- make a square by folding it in half. 半分に折って四角にする
- tuck into 折り込む
- tuck into the pockets ポケットの中に折り込む
どれも難しい単語ではないので、fold, open, turn, makeの動詞を覚えておけばなんとかなると思います!笑 foldは発音が似ているのですがholdと間違えないようにしてください。
日本語でもそうですが、やってみせながら「like this.」と最後に付け加えれば完璧です👍🏻
tuck という単語は聞き慣れないかもしれませんが、最近はファッション用語でよく使うようになりました。シャツや上の服をスカートやズボンにインすることを「tuck in タックイン」言います。
折り紙でも先端の紙を内側のポケットに織り込むような工程はよくあります。その時はtuck intoと言えば意味は伝わります。
日本人であれば「山折り」「谷折り」は通じる折り紙の基本の折り方ですね。けれど、そのままMountain fold/valley foldと直訳しても通じません。「Fold it like a mountain, we call that “Mountain fold.”」と説明してから使用するのが良いと思います。
外国人に折り紙の折り方を教える時、英語表現の他に気をつけるべきことがあります。それは「角と角を合わせる」「折り目をしっかりつける」など感覚がありません。折り始めの段階で下記の表現を都度使うと良いです。
- match corners 角を合わせる
- make a good crease 綺麗な折り目をつける
- neatly きちんと、綺麗に
遊びに折り紙を取り入れよう!
今はたくさんの知育玩具が出ていますが、折り紙は子どもたちにとって最高の知育玩具だと思っています。
《折り紙がおすすめ遊びの理由 7選!》
- 集中力を高める🧠
- 思考力、想像力を養える📝
- 空間認知能力を高める💡
- コミュニケーション能力を伸ばす🫂
- 色彩感覚を養う🌈
- 達成感を味わう👍
- やっぱり楽しい!嬉しい!面白い!😆
集中力を高める🧠
幼少期に遊びに集中することはとても重要です。折り紙をしているときの子どもの顔を見てみてください。真剣な眼差しで、角を角を丁寧に合わせて折って、難しい工程が終わると「はー!」と深呼吸することないですか?まさに集中している証拠です。この集中力が小学生、中学生と成長に伴い、勉強、部活、さまざまな分野でいきてきます。
思考力、想像力を養える📝
折り紙は多くの工程があります。何度も作っていくうちに、ここは完成形の花びら🌸の部分になる、など完成形を想像しながら取り組めるようになります。
また折り紙はシンプルゆえ、たくさんの”余白”があります。色を変えて同じ花のカラフルな花束を作ったり、動物には目や模様を描いてより本物っぽくしたり。素敵な模様の折り紙を見つけたら「あれを折ってみようかな?」と想像できたり、自由な発想と想像で無限に楽しむことが出来ます。
空間認知能力を高める💡
折り紙は大きさ、形、向き、奥行きなど認知しながら立体的に製作していきます。折り紙本では平面の説明書きをみながら折ったり、人から教えてもらうときは違った角度から折っているのを真似したり、さまざまな空間認知能力が鍛えられます。
コミュニケーション能力を伸ばす🫂
「カブト虫の折り方教えて。」「ここを折るでしょ?そしたらひっくり返して…」折り紙で遊んでいるとたくさん会話が生まれます。折り方を教えてもらうだけでなく、折り紙をしながらたわいもない話で盛り上がったり!老若男女問わず、折り方を知っている人と知らない人が言葉を交わしながら遊べる最高のツールです!
色彩感覚を養う🌈
折り紙はさまざまな色があります。私はスーパーで買った折り紙セット100枚入りを持っているのですが、なんと金銀合わせて18色入っています。その中でもオレンジ系の色は「だいだい・きだいだい・ペールオレンジ・クリーム・黄色」の色があります。微妙な色合いの違いを自然に学ぶことが出来ます。子どもたちに大人気の手裏剣は2つの折り紙を組み合わせるので、色の組み合わせ次第でたくさんの種類を作れます。色が変わるだけでグッと雰囲気の異なる手裏剣が出来ます。
達成感を味わう👍
折り紙は難易度はあれど、一つのものを作り終わるのにそんなに時間はかかりません。作り終えるごとに達成感を味わえるのはとても重要です。簡単なものから作り始め、小さな成功体験を繰り返せば、やがて「もっと難しいものに挑戦してみよう!」と気持ちが芽生えます。新しいことに挑戦する時、うまく出来なかったり、工夫したりする体験は忍耐力を育みます。そして試行錯誤して完成した折り紙に対して今までとは違う達成感を味わうことが出来ます。このような体験を積み重ねて、いろんなことに挑戦する気持ちを持てるようになるんですね。
やっぱり楽しい!嬉しい!面白い!😆
色々、理由を並べてみたけれど、結局は楽しくなきゃ子どもたちは遊びません。折り紙は無限に楽しみ方があります。お相撲さんを作って友達と対戦したり、いろんな動物を作って動物園にしてみたり。力作を家族や友達にプレゼントして喜んでもらうのも嬉しいですね。作った後も楽しみ方があるのが、折り紙の魅力です。
今は百均にもたくさんの柄や模様の折り紙が売っているので、折り紙の可能性はますます広がりましたね!
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