お昼寝してますか?
天気の良い日に窓を開けて風を感じながら眠りにつくのも心地良いし、雨の日に、しとしとと降り続ける雨の音を聞きながら寝るのも心地良いし、お昼寝って最高に気持ち良いですよね〜😴
今日紹介したい本はこちら!
『The Napping House』 作:Audrey Wood 絵:Don Wood
おばあさんがフカフカのベッドの上でお昼寝中。その上に子どもが、犬が、猫が、ネズミがやってきてみんなで重なり合ってお昼寝。そこへ、ノミがやってきて…!
この本はニューヨークタイムズ ベストイラストレーターで受賞しています。そしてこの二人は夫婦です。初版発行は1984年で、40年近く前の絵本ですが、色使いがとてもおしゃれでそんな前からある絵本だとは思いませんでした。
雨の日、薄暗い部屋の中で寝心地が良さそうなベッドの上でおばあさん👵🏻がお昼寝をしている。子ども🧒🏼がおばあさんの上に乗って夢見心地。犬🐶が、猫🐱が、ネズミ🐭が、それぞれ順番にやってきてみんな気持ち良さそうにお昼寝をしている。
ゆったり流れる時間の中でみんなの寝息が聞こえてくるよう。。。
そんな時、ネズミの上にいたノミがネズミに噛みつくと、ネズミはびっくりして猫を怖がらせて、猫は犬を引っ掻いて、と次々に起こしてします。最後におばあさんはベッド🛌を壊してしまう。
だけど飛び起きたおばあさんや子ども、動物たちは「あ〜よく寝たぁ!」と、とても幸せそうな顔。次のページには虹がかかった空の下、みんなで楽しそうに庭で遊んでいる場面で終わります。
部屋の薄暗さは水色をグラデーションした色使いで表現していて、ベッドのふかふかで柔らかい感じ、みんなが心地良くまどろんでいる雰囲気がとても綺麗に書かれています。
英語も繰り返しが多く、みんなが積み重なって寝ているので、詩のような文章の書き方です。
on a slumbering mouse
on a snoozing cat
on a dozing dog
THE NAPPING HOUSEより引用
単語自体は難しいですが、韻を踏んでいたり、リズム的に綺麗なところがあるので、一語一句立ち止まって意味を確認するよりは、全体的な雰囲気や音のリズムを捉えるのが良いと思います。
大人はお昼寝したくなる絵本ですが、最後はみんながびっくりして飛び起きていく本なので、お昼寝や夜のお休み前の子どもの読み聞かせには向きません。笑。
保育士専門学校時代に、先生が「睡眠は食事よりも何よりも体力の回復になる。」と言っていました。その時は「そうかな?やっぱり食べ物から元気をもらえるんじゃない?」と思いましたが、最近はその言葉の意味がよく分かるようになりました。
本当に、、、無理がきかない体になりました。ちょっと無理しようものなら体がすぐ疲れてしまい、疲労回復にも時間がかかるようになりました。気持ちだけはまだまだ若者に負けないつもりでいましたが、体は正直だな〜、とつくづく思います。
それからはその先生の言葉を思い出して、疲れたなと感じたらなるべくお昼寝をしたり、早く寝たりするようにしています。するとやっぱりよく眠れた後は体スッキリ!疲労回復しています。
私の祖母は100歳になる3ヶ月前で亡くなりました。兼業農家で、祖父は勤めに出ていたので、畑仕事をやるのは全て祖母が担い、とても働き者でした。
祖母は農家に嫁に来た時からお昼寝が習慣で、お姑さんに嫌味を言われてもお昼寝だけはやめなかったそうです。休日、私たち親戚が遊びに行ってもお昼過ぎになるとお昼寝をしにそっと席を外していました。お昼寝以外は、農作業や家のことでいつも働き回る祖母。高齢になっても、農作業で使う3輪車をひょいひょいと動かせるほど力持ちでもありました。
100歳直前で亡くなるまで、大きな病気もせず、認知症にもならず、健康寿命が長かった祖母の健康の秘訣はお昼寝ではないかなと私は思っています。
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