今回の英語レッスンのテーマは「Money💰お金」でした。
レッスン内容 〜Money〜
今日のテーマは…とこの絵を見せると「ブタ!」「貯金箱!」「コイン!」などと子どもたち。意外にお金にたどり着くまで時間がかかりました😅
まずは本物のお金を子どもたちに見せて、実際に手に触れてもらいます。今回はカナダ🇨🇦の硬貨と紙幣を紹介しました。子どもたちは刻印されている動物などを見比べたり、重さや大きさを比べたりしていました。5ドル紙幣は破れていますが、外国の紙幣はボロボロのものが多いことも伝えます。
次におもちゃのアメリカドル💰が入ったお財布を子どもたちに一人ずつ渡して、お金の名称を確認します。「な〜んだ、おもちゃか。」「本物のお金が良かったでーす!」なんて4歳児に言われたりもしました🤣
実際に、手に取ってお金について学んでもらうのが目的です。実際5セントと10セントが区別しにくく、5セントが10セントよりも大きいのがややこしいところです!言葉で伝えるよりも、実際に手にすると「えー!ほんとだ?なんで?5セントの方が大きい!」とびっくりしています。
日本円で換算すれば、100円ぐらいの1ドル紙幣があるのも子どもたちにとって意外なようです。
お札は大きいお金というイメージがありますよね。
これらのお金を使って、ガチャガチャマシーンで好きなお菓子を買ってもらいます。
それぞれのお菓子を説明し、この写真の上にお菓子の写真を取り出せるようにし、お金を入れる折り紙の箱を置いておきます。
次に両替所があることを説明します。随時、必要な硬貨を交換できることを伝えます。
いざ、買い物開始です!
子どもたちは買い物を始めます。
子どもたちはお財布から硬貨を出してはガチャガチャマシーンにある硬貨の写真を見比べて、確認します。そして硬貨を箱の中に入れて、お菓子を取り出してジップロックの袋の中に入れていきます。
大人でも間違えてしまう5セントと10セント硬貨。A君👦🏻は都度硬貨のカードを見にきて、自分の持っているお金の大きさを確認し、硬貨の種類を慎重に確認しながら買い物をしていました。
硬貨は全部で4種類、1ドル紙幣はガチャガチャマシーンでは使用できません。全部のお菓子を制覇したければ両替せざるを得ません。そして、両替は1ドル紙幣→4つの25セントに両替するように設定しています。あえて、最初から全ての硬貨に両替しないようにしています。
$1紙幣→25¢✖️4
25¢→10¢✖️2、5¢✖️1
10¢→5¢✖️2
5¢→1¢✖️5
いよいよ、すべての硬貨を使い切った頃に子どもたちが、Money Exchangeと表示がある両替所まで来ます。両替カードを見せながら「Exchange!」と言って1ドル紙幣を25セントに両替します。
先回りして1ドル紙幣をそれぞれの硬貨に両替するようなことはしませんでした。子どもたちには”考えて”欲しかったからです。
しばらくすると、小学生たちは25セントを他の硬貨に両替しにきました。25セント以外のお菓子を買いたくなったからです。25セントを10セントや5セントに交換し、買い物に戻ると今度は5セントを交換しにきました。このように自分が買いたいお菓子を念頭において両替できるようになっていきました。両替中も小学生には英語でたくさん話しかけていきます。
一方で、未就学児は一度1ドル紙幣を25セント4枚に両替すると、そのまま25セントを全て使い切る子が多かったです。自分のお財布に入っている硬貨の中で、買えるものを買って行くという具合です。ここではあえて「もっと小さいお金に両替したら違うお菓子も買えるよ。」という助言はしません。1ドル紙幣を両替することができただけでも私の目標を十分に達成しています。
このテーマのレッスンをして気付いたことがあります。教室がいい意味でとても静かなんです。玩具を使用したこの手のアクティビティは子どもたちのテンションも上がり大騒ぎになることが多いのですが、今回は子どもたちがとても静か。
子どもたちの表情を見ていると、真剣な顔つきで一生懸命考えているんです。お財布の中の硬貨を見比べたり、教室内を歩き回って買えるお菓子のガチャガチャマシーンを探したり。
そして何度かリマインドした後にこのアクティビティを終わりであることを伝えると、真顔で「楽しかった…。」と呟いたBくん🧒🏻 笑顔はありませんが、Bくんは集中して何かに取り組んだときの顔つきをしていました。ワイワイするだけが楽しいのではなく、このような”楽しさ”のレッスンの大切さを私自身再認識しました。
最後にこの絵本を読みました。この絵本は主人公が5つの1セント硬貨を持って家族のために贈り物を探しに行くお話です。ガチャガチャマシーンで回収した1セント硬貨を実際に見せながら読み聞かせをしました。
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