9月に入り、ゆっくりとゆっくりと朝夕は秋らしくなってきたかなと思います。
今日紹介したい絵本はこちら!
『Leaf Man』 作者:Lois Ehlert
リーフマンは私の近くによくいたものだった、葉っぱの山の中に・・・
絵本のあらすじ
リーフマン🍂 Leaf Manは私の近くによくいたものだった、葉っぱの山の中に。
昨日、リーフマン🍂は風に吹かれてどこかに行ってしまった、あてもなく。
最後に見たのは、東側に行くところだった、鶏🐓の横を通って。
沼地に向かって、アヒル🪿やガン🦆の上を通って。
“A Leaf Man’s got to go where the wind blows.” リーフマン🍂は風が吹かれたところへ旅をする。
七面鳥🦃やジャガイモ🥔、にんじん🥕、一列に並んだキャベツの上を飛んでいく。
そして、まだら模様の牛🐄の上を通って、
“Well, a Leaf Man’s got to go where the wind blows.“ そう、リーフマン🍂は風が吹かれたところへ旅をする。
南へ向かうちょうちょ🦋の後を追っているかもしれない、
“Well, a Leaf Man’s got to go where the wind blows.“ そう、リーフマン🍂は風が吹かれたところへ旅をする。
私が知っていることは、リーフマン🍂がどこへ辿り着くかは風のみぞ知る。
そう、葉っぱの擦り合う音を聴いてみて。
あなたは一緒にお家へ帰るのを待っているリーフマン🍂を見つけるかもしれないよ。
Beautiful Book!
もう、かなりこの絵本大好きですっ!!!
この絵本は落ち葉の実写を色々な形に見立てて、ストーリーを作っています。
リーフマン🍂とは、大きなメープルリーフの顔でどんぐりが目、松ぼっくりが口の葉っぱの男のことです。リーフマン🍂が行く先々には、落ち葉で作られた鶏や七面鳥、ネズミやカボチャ、魚やウミガメなどいます。
落ち葉の形や模様、色使いを利用した沢山の素晴らしい作品たちがページをめくるたびに生き生きとした姿でコラージュされています。
リーフマンが旅する奥深い山を表現するように、ページが上の部分が草原や山のように切り取られていて、立体感が出ていて、山の風景画を見ているようです。
そして、ところどころに異なる字体で
“Well, a Leaf Man’s got to go where the wind blows.“ そう、リーフマンは風が吹かれたところへ旅をする。
と書かれています。それが、なんともかっこいい。
ただただ、本当に美しい絵本です。Beautiful…..と思わず唸ってしまいます。
大人も感動するし、子どもが見たらきっと心の中の感性が刺激されると思います。
この本を読んだ後は、秋の山道を散歩したくなりますね。落ち葉が擦り合う乾いた音や踏みしめる音を聴きながら、リーフマン🍂を探してみるのもいいですね。
こういう子どもたちの想像力や感性を掻き立ててくれる絵本は大好きです。そしてそういう本を子どもたちに沢山読んでいきたいと思います📚
コメント