Flu

カナダでのインフルエンザの取り扱い

皆さんはインフルエンザ🦠の予防接種は受けていますか？保育士はほとんどの人が接種していますが、私は保育士になる前から毎年必ず接種しています。注射は大嫌いですが、我慢して受けています💉

英語ではインフルエンザをinfluenzaとは言わずに、flu(フルー)と略します。インフルエンザの予防接種はflu shotと言います。

カナダ🇨🇦にいた時は「子どもがいる保護者や子どもに関わる仕事をしている人」は無料でインフルエンザの予防接種を受けることが出来ました。現在は分かりませんが、当時はなんの証明もなく口頭で「保育園で働いています」と伝えるだけでした。すごく大らかな制度！笑

日本🇯🇵では、病院でインフルエンザ判定の陽性が出るとインフルエンザと認定され、タミフル💊など薬が処方されます。ちょっと不思議だったのは、カナダ🇨🇦では、ひどい風邪のことをもうfluと呼んでいるようです。というのもあまり病院に行く習慣がなく、インフルエンザでもなんでもとにかく病院には行かずに治します。

薬局には市販薬で「Cold &Flu」と書かれたものが売っています。風邪薬とインフルエンザの薬って同じでいいの？と当時はびっくりした記憶があります。

私はカナダ🇨🇦でインフルエンザにかかってしまったことがあります。本当にフラフラで意識も朦朧としてこのまま異国の地で死んでしまうかと思ったほどでした。ホスト母👱🏻に体温計を借りたら、黒いリトマス紙みたいなペラッとしたものを額に付けられて（いまだにその正体は分かりませんが、すごく原始的な体温計だと思います　笑）、「あら、結構熱があるわね。たくさんお水を飲んで悪いものを出しなさい。」と言われたきりでした。私は留学生だから、心配してくれないんだ、病院に連れて行ってくれないんだと悲観したものでした😭

しかし、その後洗面所を共有していたホストシスター👩🏼‍🦱にうつってしまいました。私と同い年の彼女も病院に行くこともなく、なんなら彼女はフラフラの体で、自ら車を運転して薬局まで薬を買いに行き、家で療養していました。しんどすぎて車のドアを閉めるのも大変だったと言っていました。恐るべし、カナダ人！ホスト母👱🏻もあまり心配している様子はなく、私と同じ対応でした。つ、強いです！

このインフルエンザ罹患以来、私は毎年インフルエンザの予防接種を受けるようにしています。それでもインフルエンザにかかってしまったことはありますが、未接種と接種後では体のしんどさが違います。

体調不良の治し方

風邪の治し方は、国や家庭でも異なりますね。私の家では、すぐに病院に連れていかれる記憶がありました。病院から処方された苦ーい薬を鼻をつまみながら飲んだ覚えがあります。

さらにはネギを首に巻かれた記憶もあります。笑　ネギ臭と首周りの苦しさと共に眠りにつきましたが、効果は不明です。

カナダ🇨🇦では、前述の通りあまり病院には行きません。風邪をひいた時はとにかくたくさんお水を飲みなさい！と言われます。あとはオレンジジュース🍊を飲みなさい、とか。風邪をひいた時の食べ物はchicken noodle soupチキンヌードルスープとクラッカーが鉄板です。

一度、なまものを食べて嘔吐が止まらなかった時があります。その時もホストからはお水をたくさん飲むように言われたことと、ナッツが良いと勧められたのは意外でした。

酷い咳が止まらなかった時は、お風呂に入って湯気で気管を潤すようにとアドバイスされました。日本では体調不良の時はお風呂に入らない方が良い感覚がありますね。

あまりにもすごい咳だったので、その時はホストに頼んで病院に連れて行ってもらいました。しかし、薬は効かずしばらく咳が続いていました。ある日、台湾人🇹🇼の友達が心配して家で作ってきてくれた生姜とニンニクの真っ黒のシロップを飲んだら一発で咳が治りました。あの作り方をちゃんと聞いておくべきだったと今でも後悔しています。東洋医学や漢方はあまり詳しくはないですが、中国🇨🇳四千年の歴史スゲェ！と感動しました。

ちなみにこの時の咳は肺炎だったと数年後に判明しました。レントゲンを撮った時に肺炎の跡があると言われ、思い当たるのはこの時の咳以外なかったからです。こ、怖すぎる！

自己免疫力と回復力を信じて、自宅療養するのも良いですが、何かおかしい時はちゃんと病院に行ったほうがいいですね💡