DUCK ON A BIKE

絵本

今日紹介したい絵本はこちらです!

DUCK ON A BIKE』作:David Shannon 出版社:SCHOLASTIC

牧場に住んでいるアヒルはある日いいことを思いついた!自転車に乗ってみることにした。それから、それから…。

絵本のあらすじ

牧場に住んでいるアヒル🪿はある日いいことを思いついた!自転車🚲に乗ってみることにした。
停めてあった自転車🚲にまたがって、こいでみた。
最初はゆっくり、それからだいぶヨロヨロしたけど、自転車🚲ってとっても楽しい!

アヒル🪿はウシ🐄のそばを通り過ぎて手を振った。
ウシ🐄さん、こんにちは!」
M-o-o-o,」と返事をしたけれど、ウシ🐄はこう思った。
アヒル🪿が自転車🚲を?こんな馬鹿げていることは見たことはない!)

アヒル🪿はヒツジ🐑のそばを通り過ぎて手を振った。
ヒツジ🐑さん、こんにちは!」
B-a-a-a,」と返事をしたけれど、ヒツジ🐑はこう思った。
(気を付けないと、アヒル🪿さん怪我するぞ!)

アヒル🪿はウマ🫏のそばを通り過ぎて手を振った。
ウマ🫏さん、こんにちは!」
Ne-e-e-igh!」と返事をしたけれど、ウマ🫏はこう思った。
(ふん!俺様ほど速くないだろうがな、アヒル🪿め!)

アヒル🪿は牧場にいる動物たちに挨拶をしながら、牧場内を乗り回るうちに自転車🚲もだんだん乗りこなすように!ちょっとスピードを上げてみたり、ベルを鳴らしたり、なんと手放し運転まで!

だけど、そんなアヒル🪿の様子に他の動物たちはそんなに興味もなさそう…。

その時…!

自転車🚲に乗った子どもたちの集団がすごい速さで走ってきた。そして、みんな家の近くに自転車🚲を停めて、家の中に入っていった。

たくさんの停められた自転車を見た動物たちは…⁉︎

自転車に乗りこなすアヒルの可愛い姿がたまらない!

この絵本の作者は以前ブログで紹介したことのある『No, David!』と同じ作者です。

上記の絵本は作者が幼少期に描いた絵本をベースにしているので、あえて子ども時に描いたような絵になっています。

当たり前ですが、絵本作家さんはさすが絵を描くのが上手いので、こちらの『DUCK ON A BIKE』の絵は素晴らしいです。なので、最初にこの絵本を読んだときはまさか同じ作者だとは思いませんでした。とても柔らかくあたたかい絵です。けれど、ダイナミックな構図となんとも言えない登場人物の表情は共通点を感じます。

アヒル🪿がとても楽しそうに自転車🚲に乗っている姿を動物たちはどこか冷めた目でみています。まるで「そんな自転車🚲に興味がないよ。」とでも言うように。

けれど、子どもたちの集団が停めていった自転車🚲を見た瞬間、動物たちの顔といったら…。ニンマリ!笑 動物たちは冷めた目で見ていたのではなく、羨ましい気持ちを隠すのに必死だったんですね😂

文章は少し長いところもありますが、動物たちの表情豊かな様子と繰り返しのパターンで物語自体は分かりやすいと思います。

ページごとに動物が1匹ずつ出てきてそれぞれの鳴き声で答えます。日本語とは異なる動物の鳴き声が面白いです。動物の英語での鳴き声を学ぶきっかけになります。

のどかな牧場の雰囲気と動物たちの楽しそうな様子にほっこりする一冊です。

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