チカチカ ブンブーン!この言葉意味はないです。笑
ただなんかクセになっちゃう、楽しくなっちゃう言葉ではありませんか!?
今日紹介したい本は、英語圏では定番の本です。英語を学ぶ時は、日本語のあいうえお表みたいなアルファベットが羅列されている本を選びがちかもしれません。ですが、学びの基本は楽しい!と思うところからです。楽しくアルファベットに触れるところからスタートしましょう!
『Chicka Chicka Boom Boom』作:Bill Marin Jr, John Archambault
絵:Lois Ehlert
子どものアルファベット達ががココナッツの木に次々と登り始めます。すると重みに耐えられなくなったココナッツの木が歪んでしまい・・・。あら、大変!
この本は、はっきりとしたシンプルな絵とカラフルな色で表現されています。文章もテンポ良くチカチカブンブーン!の掛け声を時々挟みながら、アルファベットが順番通りに登場します。アルファベットの小文字が子ども、大文字が大人という設定で物語が構成されています。
このアルファベット達には目や口などの顔の表情が一切無いにも関わらず、躍動感あふれる表現で子ども達の感情が伝わってきます。ウキウキでココナッツの木に登るアルファベットの子ども達。ココナッツの木が歪んでしまい全員が落ちてしまって、怪我をしたり落ち込んでいる様子。大文字のお父さんお母さん、おじさんおばさん達に優しく抱きしめてもらっている様子。
膝を擦りむいたd、絆創膏を貼ったf、泣いてしまったjとk。個人的に好きなのが、からまってネクタイのように結び目ができてしまったi。その切ない姿がなんとも言えません。
知っている限りでは日本語訳になっている本はないようです。ですが、英語の文章も難しくないし、何よりもアルファベットを楽しむための本なので、いちいち訳したりなんてことはせず、絵と言葉の響きを楽しんで読んでください。
本の中には韻を踏むフレーズも散りばめられています。リズム良く読んでいくと、楽しい雰囲気が伝わります。
「Skit skat skoodle doot」(スキット スキャット スクゥードゥ ドゥ)
「Flip flop flee」(フリップ フロップ フリー)
ちなみに大文字はuppercase 小文字はlowercaseと言います。
「アルファベットには大文字と小文字がありますっ😤 これが大文字のAで、これが小文字のaです🧐」なんて子ども達に教えるよりも、「迷子になった子どものアルファベット達をお父さん、お母さんのもとへ帰らせてあげよう!」と言って、大文字と小文字のペア組をするゲームをする方が楽しんでアルファベットに親しめますね💡
ぜひ、この本でアルファベットの楽しさを味わってみてくださいね!
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