今日の絵本はかわいい動物たちの絵本です。
『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』作:Bill Martin Jr 絵:Eric Carle 出版社:PUFFIN BOOKS
『くまさん くまさん なにみてるの?』訳:偕成社編集部 出版社:偕成社
くまさん くまさん なにみてるの? 赤い鳥さんが僕のことを見ているよ。それからそれから…。
絵本のあらすじ
くまさん くまさん なにみてるの? 赤い鳥さんが僕のことを見ているよ。
とりさん とりさん なにみてるの? 黄色いアヒルさんが私のことを見ているよ。
…と最後は子どもたちまでバトンが繋がれていきます。
絵本に出てくる動物は次のとおりです。
- Brown Bear 🐻
- Red Bird 🦜
- Yellow Duck 🦆
- Blue Horse 🐎
- Green Frog 🐸
- Purple Cat 🐈⬛
- White Dog 🐩
- Black Sheep 🐑
- Goldfish 🐠
- Teacher 🧑🏫
- Children 🧒🏼👧🏻👦🏽
ゆっくりリズムをとりながら読む心地良い絵本
この絵本は繰り返しのフレーズで、1ページごとに動物が変わっていきます。なので、読み進めるうちに子どもたちもフレーズを覚えて一緒に読んでくれるようになります。
ゆったりとしたリズムで読み聞かせをするのがポイントです。
Brown Bear🐻, Brown Bear🐻 What do you see?
I see a red bird🦜 looking at me.
Red Bird🦜, Red Bird🦜, What do you see?
I see a yellow duck🦆 looking at me.
『Brown Bear, Brown Bear, What do you see?』より引用
このように動物が繋がっていくので、ページを開いた時に何の動物かを子どもが言うように促しながら読むのもおすすめです!前のページの動物を聞き取れた子は次に何の動物がくるか当てることができます。そうすると、子どもたちも注意深くリスニングをしようとします。
作者のBill Martin Jrさんは高校の英語の先生もしていたそうですが、大学に行くまで読むことが苦手だったそうです。だからか、この絵本は読むのが苦手な子どもにも、リズムをとりながら読みやすく、寄り添った文になっていると感じます。
同じような構成の絵本でシリーズ化されています。
『Baby Bear, Baby Bear What Do You See? 』
『Panda Bear, Panda Bear, What Do You See?』
『Polar Bear, Polar Bear, What Do You Hear?』
という絵本もシリーズで出ています。
私がこの絵本の好きなところはEric Carleさんの絵です。やはりダイナミックで、彼の絵を見ただけで「エリック・カールだ!」と本屋さんでは手に取ってしまいます。
この絵本はまずは子どもたちに教えたい主要の色を使っています。その上で、青の馬、紫の猫など自然界にはない色の組み合わせも素敵だな〜と思います✨
そして最後に出てくる子どもたちの絵は、多様性に富んだ様々な肌の色や人種の子どもたちが描かれています。
これはカナダ🇨🇦で幼児教育を勉強している時に、先生に何度も言われたことでした。「絵本や教材を選ぶ時にはダイバーシティ(Diversity)を意識しなさい。」特にカナダは移民国家なので、様々なバックグラウンドを持った人たちがいます。
でも、ダイバーシティを意識する大切さは日本🇯🇵でも同じだと思います。昨今、日本🇯🇵でもダイバーシティという言葉はよく聞かれるようになりました。子どもたちには意識せずともダイバーシティを当たり前に感じてくれるように、レッスンの構成を考えたり、教材作りを心がけています。
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