皆さんは好きな場所ってありますか?
私は空港✈️です。
いろんな人が行きかっていて、いろんな言語が聞こえてきて、時折アナウンスも聞こえてきて、忙しくていつもザワザワしていて。でも大きな窓の外を見ると大きな飛行機が離陸したり、着陸したり、なんかゆったりと静かな時間があって。何だか本当にワクワクする場所なんですよね。
今日紹介したい絵本はこちら!
『Airport』作:Byron Barton
バスで、車で、人々は空港にくる。それからそれから…
絵本のあらすじ
バスで🚎
車で🚕
人々は空港に来る
搭乗ゲートの待合室
みんな座って待っている
外では飛行機に荷物を詰め込んだり🧳
飛行機を整備している👷🏼♀️👷🏾♂️
飛行機の中はこんな感じ
コックピット、キッチン、ラウンジ…
スーツケースは貨物室へ 燃料タンクは翼の中
人々が飛行機に乗り込んで
座席を探す
一番先頭のコックピットでは
パイロットたちが準備をしている👩🏽✈️👨🏻✈️
管制塔では離陸許可の通信をして
客室乗務員が「シートベルト締めてください」と声をかける
大きな飛行機は滑走路へ向けてゆっくりと動き出し
離陸許可が出たら、
飛行機はゴォーーと音を立てながら早く早く走り出して
浮いた! そして飛んでいく🛩️
飛行機好きにはたまらない一冊
この絵本は先週紹介した『I Want to Be an Astronaut うちゅうひこうしに なりたいな』と同じ作者のByron Bartonさんの作品です。今年2023年の6月に92歳お亡くなりになりました。
『I Want to Be an Astronaut うちゅうひこうしに なりたいな』は1988年に出版され、この本は1982年に出版されました。この2冊を比べると、絵の描き方が少し変わってきています。
今日の絵本の方が線が細く、シンプルな絵ですが詳細に描かれています。文章は同様にシンプルで簡潔です。
この絵本は、空港に来るところから飛行機が飛び立つまでの流れを1冊にまとめています。終始、お父さん👨🏻、お母さん👩、男の子🧒🏼の家族連れが絵本の中に登場していて、彼らを客観的に追って絵本にしています。搭乗手続きや飛行機に乗り込む様子、外での整備の様子など淡々と描かれていますが、読み手はまるで自分もこれから搭乗するようなワクワク感に包まれます。
クライマックスは後方のページです。いよいよ離陸!っと言う時に、コックピットからの景色、飛行機がどんどん早く疾走する様子がダイナミックに描かれていて躍動感があります。
「あっ、飛んだ!」と一番興奮する場面です。あのフワッと飛行機が浮き上がる感じ、読みながらも伝わってきます。
余韻が残る本なので、その後の街がどんどん小さくなる様子🏙️、雲の中をぐんぐん突き抜ける様子☁️、そんな映像が頭の中に浮かんできます。
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