【こども英語教室】おすすめ英語絵本 A Sick Day for Amos McGee

絵本

インフルエンザの患者数😷が、統計開始以降最多になったというニュースを見ました。
今年の冬は特に流行っているようです。

体調不良で弱った心にはこんな絵本で温かい気持ちになってほしいです。

A Sick Day for Amos McGee』作:Philip C. Stead 絵:Erin E. Stead 出版社:Roaring Brook

動物園の飼育員のエイモスさんはいつも早朝6時のバスに乗って動物園に行きます。ある日、エイモスさんが動物園に出勤しなくて、心配した動物たち。それから、それから……?

絵本のあらすじ

動物園の飼育員のエイモスさん🧓🏼はいつも早朝6時のバスに乗って動物園に行きます。
仕事が忙しいエイモスさん🧓🏼ですが、友達の動物のためにゆったりと一緒に時間を過ごしてくれます。

次の一手を慎重に考えるゾウさんとチェスをしたり、
恥ずかしがり屋のペンギンさんのために、ただ隣にそっと座って寄り添ったり。

ある日、エイモスさん🧓🏼が動物園に出勤しなくて、心配した動物たちは…。

それから、それから……?

優しさがあふれる絵本

風邪😷を引くと、体も心も弱り、なんだか気持ちも落ち込みますよね。
この絵本はそんな時に読んでほしい一冊。

エイモスさん🧓🏼と動物たちの関係でとても温かく優しさであふれているのです。枯れた心にじんわりとゆっくりと彼らの思いやりが心を満たしてくれます。

毎朝、きちんとアイロンをかけた制服を着て、紅茶に入れる砂糖の量もいつも同じ、エイモスさん🧓🏼。きちんと6時のバス🚌に乗って出勤するきっちりしたエイモスさん🧓🏼。だけど友達の動物たちと過ごすエイモスさん🧓🏼の表情はどれもやわらかい。

チェスの次の一手を熟考するゾウさん🐘、そんなゾウさんのそばでじっと待っているエイモスさん🧓🏼
暗闇が怖いフクロウさん🦉のために灯りをつけて、本を読んであげるエイモスさん🧓🏼

そして、風邪を引いたエイモスさん🧓🏼に動物たちがしてあげる優しさもジーンときます。

この絵本は夫婦の合作です。物語は夫のフィリップさんが、絵は妻のエリンさんが担当しています。少しこのご夫婦の背景を知ると、この絵本はなぜ優しさであふれているのか分かる気がします。

エリンさんがイラストレーション関係の仕事で上手くいっていない時期に、エリンさんが絵を描けるようにとフィリップさんがこの本を書いたそうです。だからこの本は静かで大きな優しさであふれているのですね。エイモスさん🧓🏼とこの動物たち🐘🐢🐧🦏🦉のお互いを思いやる関係がこのご夫婦にはあるのだろうと思います。

2011年のコールデコット受賞作品🏅です。最近の絵本ですが、絵本で描かれているエイモスさん🧓🏼の家や街の描写はクラシック感があり、それでいて、絵や色使いがとってもオシャレなので、この絵本を飾っておきたいくらい!

なんとこの絵本がエリンさんのデビュー作!丁寧に描かれたエイモスさん🧓🏼や動物たちの表情、そしてモノクロでもない、カラフルでもない、絶妙の色加減がこの絵本の素晴らしさを際立たせています。木版と鉛筆で描かれています。

シンプルなストーリーと温かいイラストが、心を穏やかにしてくれます。親子で一緒に読んで、優しさや思いやりを学ぶのにぴったりな一冊です。

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