community helpersとは地域の働く人たちという意味です。
英語圏の幼児教育ではテーマごとに保育内容のカリキュラムを組んでいきます。テーマは春夏秋冬、動物、乗り物などありますが、そのテーマに欠かせないものがcommunity helpersになります。
このテーマの時は、お医者さんごっこ、美容院ごっこ、レストランごっこなどいろんな職業の人になりきって遊んだり、近くの消防署に行って消防車を見学させてもらったりします。自分たちのお父さんお母さん、周りの人たちの仕事について考えたり、将来何になりたいか考える機会になったりします。
日本でも中学生ぐらいになると職業体験に行きますね。私も中学校から近い幼稚園に体験に行きました。
また、今度は職業体験の中学生を受け入れたこともありますが、もう子どもたちは嬉しくて大騒ぎです!ちょうど、子どもと大人の中間ぐらいの中学生。子ども達と遊ぶのもとっても上手いし、子ども達も大きいお兄ちゃんお姉さんが大好きです!この絶妙な歳の差加減が良いのだと思います。
そんなテーマにぴったりの本があります。
『Clothesline Clues to Jobs People Do』
作:Kathryn Heling
Deborah Hembrook
絵:Andy Robert Davies
干してある洗濯物をみて、何の職業の人か当ててみよう!
これは日本語の絵本はないのですが、英語初心者でも十分楽しめる本なのでぜひ英語で読んでみてください!
洗濯物干しには服だけでなく沢山のClues(手がかり)になるようなものが干してあります。シェフの洗濯物にはシチューのレシピや泡立て器まで!消防士は長い消火ホースも干しています。
この本のほっこりするところは、最初に郵便配達員が出てきます。そして彼女は招待状📨をいろんな職業の人に配って回ります。最後に宇宙飛行士のページが出てきて、今まで出てきたいろんな職業の人たちが、宇宙飛行士のロケット打ち上げパーティーに招待状📨を持って集まります。
また、ジェンダーバイアスにも配慮している本です。消防士や大工さんは女性で描かれています。
近年、保母→保育士、看護婦→看護師、父兄→保護者など、職業や立場の名称が新しく置き換えられるようになりましたが、まだまだ「男性の職業」「女性の職業」を無意識に子ども達にイメージを植え付けてしまっていることもありますね。私も意識して子どもと関わるようにはしています。
英語はpolicemanからpolice officerが標準となりました。
ちょうど昨日、日本の航空会社の女性初の大型機機長のニュース記事を読みました。そういえば機内で流れる機長の挨拶は男性の声しか聞いたことがなかったことに気づきました!
余談ですが、日本では女の子に大人気の職業、客室乗務員ですが、外国では話がちょっと違います。
私がよく利用していたAir Canadaには男性客室乗務員も時々見かけました。そして男女関係なく、飲み物を頼むとドン!と置かれ、大抵中身の物が溢れます。笑。
時々、日本の航空会社を使うと、至れり尽くせりで「おもてなし最高〜!」と日本のサービスの高さに逆カルチャーショックを受けていました。
コメント