お話や絵本は幼児教育において欠かせないものです。
日本🇯🇵の保育士は絵本や大型絵本に加え、パネルシアター、手袋シアター、エプロンシアター、という保育グッズを使ってお話をします。パネルシアターは特殊な素材を使います。
一方で、カナダ🇨🇦の保育士は絵本や大型絵本に加え、felt storyあるいはfelt board storyという保育グッズを使ってお話をします。言葉通り、フェルトを使って作っています。
絵本と比べると、このような保育グッズを使うとより参加型で子どもと応対的に物語進めることが出来たり、本の通り、一字一句読み上げるわけではないので、保育士のアドリブやアレンジを入れることが出来ます。絵本だけではなく、こういうグッズを時々使うと、子どもの食いつきもよく、楽しんでみてくれます。
どちらの国の保育グッズも手作りなので、保育士は夜なべして作っています!笑
ですが、今は便利な世の中になったもので、手作りのグッズがメルカリで売られているものもあるし、特殊な素材に直接印刷出来たり、衣類用の印刷用紙を使ってアイロンで転写できるものがあり、まるで売り物のようなクオリティーのものを作れたりもします。
日本の保育士養成学校時代には、先生方が「保育士になってから作る時間なかなかないから今のうちに沢山作っておきなさい。」といつも言っていて、保育グッズを作るのが夏休みの課題でした。結構作っておいたはずなのに、いざ保育士になってみると、「もっと作っていればよかった〜!」と後悔したものです。
私は特にフェルトストーリーが好きです。カナダ🇨🇦で幼児教育を学んでいる時に実習先の園の先生方の自作のフェルトストーリーを真似しながら作りました。初めて作ったフェルトストーリーは日本でも鉄板の『The Very Hungry Caterpillar はらぺこあおむし』です。フェルトストーリーがどのようなものなのか、ウォータービル公立図書館がアップしているYOUTUBEをのせますね。
仕組みですが、このフェルトの食べ物自体には何か特殊な加工をしているわけではありません。ボードやイーゼルにフェルトを貼り付けてフェルトのボードを作ります。あとはボードの上でフェルトで作った物を貼るだけでフェルト同士絡み合ってくっついてくれます。フェルトはなんか温かみがあっていいですよね。
フェルトの作り方は本やインターネットで画像を真似してフェルトを切り取ります。あとはちくちく針と糸で塗ったりと面倒なことはせず、グルーガンを使ってどんどんボンドのように貼り付けていきます。布用ボンドを使う方もいます。グルーガンは強力なので、動く目玉をつけたり、他の素材をつけることも出来ます。作っている方もどんどん想像力が広がって楽しいですよ!
私も英語レッスンではフェルトストーリーをよく使います。カナダで初めて作った時から比べると、だいぶ上達したなぁ!と我ながら褒めたくなります。あとは日本の100均はフェルトの色が沢山あるので100均様さまです!保育士の三種の神器のうちのフェルトとグルーガンが100均で買えるのはありがたいですね。(もう一つの神器はラミネーター)
手芸な好きな方は、お子さんが大好きな絵本をフェルトスートーリーにして読んでみるのもいいですね!
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