【おすすめ英語えほん】Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?

絵本

絵本『Brown Bear』の魅力とは?

絵本の世界に入ると、色とりどりの動物たちが次々に現れて、子どもたちの目を釘付けにします。
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』は、シンプルな文章とリズミカルなフレーズで、英語に触れる楽しさを自然に体験できる名作絵本です。

色と動物の名前を繰り返しながら進むストーリーは、聞くだけでも楽しいですが、声に出して真似したり、子どもたちの集中力と想像力をぐんと引き出してくれます。

📖Book Info

  • タイトル:Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
  • 作者:Bill Martin Jr
  • 絵:Eric Carle
  • 出版社:Puffin
  • ページ数:33ページ
  • 対象年齢:4-12歳
  • 英語の難易度:★★☆

絵本のあらすじ

くまさん 
くまさん 
なにみてるの? 
赤い鳥さんが僕のことを見ているよ。

とりさん 
とりさん 
なにみてるの? 
黄色いアヒルさんが私のことを見ているよ。

それから、それから…?

おすすめポイント3つ!

Bill Martin Jr. 文、Eric Carle 絵の大人気絵本 『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』 は、世界中で読み継がれているクラシック。リズム感のある文章とエリック・カールの鮮やかなイラストで、英語初心者から安心して楽しめる作品です。

今回は、この絵本の魅力を、レッスンでの実際の様子とともに3つのおすすめポイントでご紹介します。

①繰り返し表現で英語が自然に身につく

“Brown Bear, Brown Bear, What do you see?”
“I see a red bird looking at me.”

絵本の中では、この2つのフレーズが繰り返し登場します。
リズミカルな文章はチャンツ(リズム読み)としても楽しめるので、体をゆったり揺らしながら読むと、子どもたちも自然と声を合わせて真似するようになります。

実際のレッスンでは、最初は聞いているだけだった子も、気づけば「What do you see?」と一緒に口ずさみ、次の動物をめくるたびに小さな声で答えてくれる姿が見られました。楽しそうにリズムにのって体を揺らす子もいて、絵本のリズムが子どもたちを引き込んでいるのを感じます。

私の英語教室では、単語の暗記ではなく、フレーズや文章を通して英語に親しんでもらうことを大切にしています。
本来、子どもにとってフレーズをそのまま言うのは簡単ではありません。けれども、リズムにのせてチャンツで繰り返すと、不思議なほどスムーズに口から英語が出てくるのです。

②カラフルな動物たちで語彙が広がる

1ページずつ登場するのは、
Brown bear(茶色のくま)、Red bird(赤い鳥)、Yellow duck(黄色いあひる)…と、色+動物の表現

この構成のおかげで、色(Colors)と動物(Animals)の語彙を同時に学べる効率のよさがあります。

レッスンでは「今日の色」を取り入れたり、過去に動物の名前を学んだ経験があるので、子どもたちはページをめくるたびに「聞き取った色と動物が合っているかな?」と答え合わせをするような感覚で楽しめます。

すべての英単語が分からなくても、知っている単語が随所に散りばめられていることで理解がつながりやすく、絵本への集中力もぐっと高まります。

③子どもたちの主体的な参加を引き出せる

ページをめくる前に「A red bird? What color is the bird?」と問いかけると、子どもたちは「Red!」と元気に答えてくれます。こうしたやり取りを通して、きちんと聞き取れているかを確認できるのも魅力のひとつです。

さらに物語が進むと、blue horsepurple cat といった「え!? そんな色なの?」という動物が登場。子どもたちは思わず「Blue horse? No, no, no!」と声をあげて大盛り上がりでした。予想外の展開が、子どもたちの集中力と笑いを引き出してくれます。

今回は「see(見る)」がテーマの絵本ですが、同じシリーズで「hear(聞く)」がテーマになった絵本もあり、組み合わせて楽しむのもおすすめです。

レッスン中の子どもたちの姿

講師の動きに合わせて体を揺らしながらリズムを取り、フレーズを真似して楽しむ姿が見られました。慣れてくると、一人ずつ当てて言ってもらうようにしたり、自然に発表の機会が増やしていきました。

途中で登場する動物の名前に対しては、子どもたちの素直な反応がたくさん。
「frog? frogってなんだったっけ…えーと、えーと…あ!そうだ、カエルだった!」
「goldfish? 何それ?」

といった発言が出ると、ページをめくって正解を確認しながら、
「あ、金魚なんだ!あっ、goldfish?漢字と同じだ!」

と、自分で気づく喜びや新しい発見を楽しむ様子も見られました。子どもたちが言葉や色、動物を実際に体験しながら学ぶことで、集中力や理解が自然に深まっていく瞬間でした。

シンプルで楽しい!色とリズムで英語が身につく

絵本『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』は、色と動物の繰り返し表現、リズミカルな文章、そして予想しながら読む楽しさが詰まった一冊です。
シンプルな構成だからこそ、子どもたちはフレーズを自然に覚え、ページをめくるたびに英語を口に出して楽しむことができます。
読み聞かせを通して、色や動物の語彙、英語のリズム、そして「次は何が出てくるかな?」という想像力まで育むことができる絵本です。

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