昨日は熱中症警戒アラート🥵🚨が発表されたというのに、今日は一転してとても涼しい。少し肌寒く感じるほどだったので、思わず靴下を履いてしまうほどです🧦
ちょうど9月に入ったところなので、そろそろ秋🍁の気配がちらほら。
日々寝苦しいほどの夜が続いても、夜はスズムシ🦗の音が聞こえるように…
庭の柿の木も大きく、そしてほんのり色づいてきました。
今日紹介したい絵本はこちらです!
『Fall Is Not Easy』作者:Marty Kelly 出版社:Zino Press
冬はカンタン。はだかんぼうの枝。それから、それから…?
絵本のあらすじ
冬❄️はカンタン。はだかんぼうの枝。
春🌸はカンタン。緑の葉っぱが生えてくる。
夏🌴はカンタン。ただひなたぼっこをしていればいい。
秋🍁はタイヘン。だって変わらなくちゃいけないから。
緑の葉っぱは色が変化していき…
あれ?僕のは、なんか変だな。
そうじゃない!
これも全部違う!
それから、それから…?
やっぱりファンタジーを感じたい絵本の世界!
一本の木🌳にスポットを当てた絵本です。冬❄️から始まり、春🌸を経て夏🌴が過ぎるまでは淡々と絵本は進みます。
“Winter is easy.“
“Spring is easy.”
“Summer is easy.“
から始まりその季節の様子がさら〜とかかれています。そして…
“Fall is not easy.”
と秋🍁は何かが違うことを示唆します。「うんうん、紅葉だよね〜!葉っぱの色が変わるよね〜🍁」というこちらの予想を良い意味で裏切っていきます。
“That isn’t right.“
“And that’s just all wrong.“
という焦りが見える言い回しとは裏腹に、楽しいワクワクするような木🌳にどんどん変身していきます。「次のページはどんな模様の木🌳かな?」「まさかの食べ物🍔!?」とページをめくるのが楽しくなります😆
この作者Martyさんは絵本のまえがきにこんなことを書かれています。
「秋🍁は私たちみんなにとって厳しい。子どもたちは学校が始まるし、先生やアメリカンフットボールの選手たちは仕事に戻らなくてはならない。親もクリスマスプレゼントを新しい隠し場所も見つけなくてはならない。だけど、秋🍁は木🌳にとって一番辛いのではないか。毎年、その全体の姿を変えなくてならないのだから。」
確かに!秋🍁は木🌳にとって大忙しの時期ですね。紅葉🍂を見にはるばる遠くからくる観光客もいるくらいだから、あれやこれやと楽しませなくていけない笑 本当にタイヘン〜😵💫💫
この絵本の木🌳は、あれやこれやと忙しく私たち読み手を楽しませてくれたあとは、葉っぱがさっと散って、冬❄️になったところで終わります。この緩急をつけた話の流れが、まるで魔法の世界🪄にいたような気分になります。
「秋🍁って、紅葉が綺麗だよね。葉っぱは赤や黄色、オレンジになるよね。」だけじゃないファンタジーな世界に引き込んでくれる、子どもの自由な発想を刺激してくれる一冊です。
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