先週の英語レッスンのテーマは「Fairy Tales🐉🧌おとぎ話」でした。
レッスン内容 〜Fairy Tales〜
Fairy tales、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。おとぎ話、童話、そんな意味があります。「なんだと思う?」と聞くと「飛び出す絵本?」と子どもたち。なるほど 笑
童話で知っている話を聞いてみると、『赤ずきん』など色々出てきました。『かさこじぞう』なんかも出てきました!Japanese fairy talesだね!という話をしました。『3びきのこぶた』が出てきたところで、ジャーン!
そこでこの絵を出しました。色々ある童話の中でもその日のテーマは『3びきのこぶた』です。
まず、はじめに言葉を学びました:pig, wolf, straw, sticks, bricks, house, chimney
子ども達には家に煙突があるか聞いてみました。アメリカやカナダの一軒家には煙突がある家が多いことを伝えました。
いつもはアクティビティーをした後、最後に本を読むのですが、今回は物語の内容をクイズにするので、最初にお話をします。
これは北米ではよく使われるフェルトストーリーというものです。フェルトで作ったグッズを、話を進めながらボードに登場させたり、動かしたりしながら応答的に物語を話し進めていきます。日本のこども園ではエプロンシアターと言われる保育グッズでお話をするのですが、それにとても似ています。
『3びきのこぶた』には有名な言い回しがあります。
🐺「Little pig, little pig, let me come in.」家の中に入れておくれ。
🐷「Not by the hair on my chinny-chin-chin!」いやだよ、あっかんべー!
(直訳すると「アゴの毛一本触らせないぞ!」という感じです。)
🐺「Then I’ll huff and I’ll puff, and I’ll blow your house down!」それなら、フーとしてハーとして吹き飛ばしてやる!
このフレーズを3びきのこぶたのそれぞれの家に押し入ろうとする時に3回言います。この繰り返しのフレーズを印象に残るものにしたくて、色々考えたり調べていたら、良いアイディアがネットにあってそれを真似しました!
このオオカミの顔をヘアドライヤーに貼って、実際にドライヤーの風で藁や木の家を吹き飛ばしました。
私のドライヤーは風量があり、髪が早く乾くのでとても気に入っているのですが、「居間のテレビの音が聞こえなくなる!」と家族からクレームを受けるほど爆音ドライヤーです。でもこの風量と爆音のおかげで『3びきのこぶた』には欠かせない大事な小道具として、大活躍してくれましたっ👍
面白かったのが、私は2クラス持っていて、その反応が違ったことです。藁の家を吹き飛ばすだけでなく、子ども達めがけてドライヤーの風を当てたりしました。1クラス目にこの演出をした子ども達はニコニコしつつも体育座りをして話を聞く姿勢は崩さず、2クラス目では「ギャハハー!」「うわー!すげー風くる!」「先生僕にも僕にも!」と逃げたり、近寄ってきたりと大興奮。年齢層もそんなに違いがないのですが、クラスが持つ雰囲気や子ども達同士の化学反応というか…、その違いがとても面白かったです🤣
ドライヤーが爆風すぎて、レンガの家まで吹き飛ばしてしまうハプニングもありましたが、無事楽しんでくれたようで良かったです。
次にクイズをしました。『3びきのこぶた』は有名な話です。なので、フェルトストーリーのナレーションの英語が分かる、分からないにしろ内容は理解しているはずです。今回のクイズの目的は「英語の分からないに慣れる/知っている単語と絵をみて質問と答えを予想する」です。
Quiz1: How many pigs are in the story, 1or 3?
ここではpigsが聞き取れたら1か3か予想はつくかな?と思います。how manyが分からなくても数について聞かれているのは想像しやすいかもしれません。
Quiz2: Who tried to eat the three little pigs, the wolf or a bear?
予想がつきやすいように選択肢に物語に出てこないクマを入れています。
Quiz3: Which house did the third pig build, a tent or the house of bricks?
これも物語で出てこないテントを入れているのがヒントです。
このクイズに対しては、答えをいう前に「どんな質問されてたと思う?」と子ども達に丁寧に聞いていきました。すると「多分〜、」「自信はないけど〜、」という枕詞から入る子ども達。でも「3びきのこぶたを襲おうとしたのはどっち?っていう質問かな?」と雰囲気は十分掴めていました。eat=食べるという認識がないので、その分からない部分をeat≒襲うと変換したんですね。分からない単語がある、習ってないからと思考停止してしまうのではなく、分からない部分を前後の文脈や雰囲気などから想像するクセをつけて欲しいのがねがいです。
英語レッスンでは、一語一句日本語にして確認していくのではなく、大枠を捉える、雰囲気を掴むというのを大切にしています。
童話は有名な話がたくさんあります。日本でよく知られているものも、そうではないものもあるので定期的にFairy Talesのテーマで学んでいきたいと思っています。
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