Homeless People

英語

もうすぐ夏は終わりそうです。夏に必ず思い出すことがあります。

それはカナダ🇨🇦留学中に見たホームレスの人々。
カナダに行って、1年目は英語や文化に驚くことが沢山ありました。ワクワクすること😆もそうではないこと😣も沢山。どの国も素晴らしいところも目を背けたくなるようなところもあって、多くの課題を抱えているんだなと感じた年でもありました。

日本と比べるとカナダのホームレスの数はとても多い

カナダで驚いたことの一つに、ホームレスの人々がとても多いことがあります。そしてその人たちは、私が日本で見てきたホームレスの人々とちょっと違うことも。

私がカナダにいたのはかなり前ですが、当時は感覚的にも日本と比べてホームレスの人は多いなと感じていました。割と最近のデータを見ても多いという状況は変わっていないようです。2016年のデータによると、少なくとも235,000人ホームレスの人々がいるようです。ただ、これは少なくとも、隠れホームレスと言われている人たちは含まれていないので、実態はもっと厳しい状況ですね。

ホームレスの人々はやはり都会に多くいます。私は冬にマイナス25℃になる極寒の内陸の田舎町に住んでいた時があるのですが、そこの土地ではホームレスの人々はあまり見たことがありませんでした。一定数はいたのだと思いますが、おそらくにシェルターなどに住んでいたのだと思います。

夏休みにカナダ東部のケベック州にあるモントリオールという大きい都市に遊びに行きました。そこで衝撃を受けました。ホームレスの人々がすごく多い!さらに衝撃的だったのは、老若男女いることでした。

人通りが多い道を歩いていると、Help Me」などとメッセージを書いた段ボールを持って座っている人たちが沢山います。あるいは、紙コップを持って道ゆく人に「Change, please.」(お金をください)と声を掛けている人たちもいます。

それらの人たちは長年働いていて、ある時解雇になって職を失ったような人達だけではなく、まだ20代、30代のまだまだ働ける年代の人たちが男女問わずいました。耳や鼻に大きなボディピアスをしてタトゥーを身体中にしているような人たちもいました。

カナダ🇨🇦では、寒くて長い冬の反動なのか、夏はみんな外へ出て、レストランではテラス席で食事を楽しみます。そのため、レストランは屋内だけでなく、テラス席を併設しているお店がとても多いです。そういうこともあってか、ホームレスの人々の中で(特に若い人)、客が食事を終え、席を立つと店員が片付ける前にズカズカとテラス席へ入り、客の食べ残しを食べたり、飲み残しのビールを飲む姿を何度か見たことがあります。よくあることなのか、店員さんも周りのお客さんも特にびっくりしたり、注意するようなことはありませんでした。私にはかなり衝撃的でしたが!

道ゆく人に「Change, please.」と声を掛けているホームレスの人々には「Sorry.」と言って足早に立ち去りましょう。一瞬、お腹を空かせているのなら、と気の迷いが起きても絶対にお金を渡していけません。なぜなら、多くのホームレスの人々は薬物問題を抱えている場合が多く、そのお金はドラッグを買うお金に使われる可能性があります。善意で渡したお金が負のループから抜け出せない原因になってしまうかもしれません。ホームレスの人々への支援は、シェルターにお金や食べ物を寄付するなどの他の方法があるので、健全な使われ方をする方法で考えましょう。

現地の人の対応の仕方を真似するのが一番

もう一つ少し気を付けてほしいことがあります。基本的にお金を渡してはいけませんが、渡さざるを得ない時、あるいは渡した方が良い時もあります。

夏休み中に友達のホストファミリーにキャンプに連れて行ってもらった時のこと。割と大きな都市の交差点で車🚙で信号待ちをしていた時の出来事です。ホームレスの人が汚れた水が入ったバケツとスポンジを持って、交差点に何人か立っていました。信号が赤になった途端、信号待ちをしている車の窓を次々を洗い出しました。

私が乗っていた車にも窓を洗いにきましたが、ホストファザーは何度も「No! No, thanks!」断りました。しかし、その人たちはそんなのお構いなしに窓を洗い続けます。水は黒く濁っていて、とても汚いので、洗っているというよりはむしろ汚くなっている状況でした。そして、洗い終わると手を差し出しました。ホストファザーは仕方なしに1ドルか、2ドルを窓を少し開けて渡していました。

こんな行為自体迷惑だし、断っているのに、無理やり清掃をして、お金を要求するなんて理不尽な!と驚きました。さらに、ホストファザーがそんな行為に対してお金を渡したことが意外でした。なので、理由を聞いてみると、お金を渡さないことで、嫌がらせをされたり、車を傷つけられる可能性もあるから、こういう場合は仕方ないけど、少しのお金を渡したほうが良いとのこと。特に車にはホストの3人の子どもが一緒に乗っていたので、子どもたちには親としては怖い思いをさせたくないですよね。

おそらく、こういう行為に関してはカナダ人の中でもお金を絶対に渡さない人、少しだけ渡す人、さまざまだと思います。状況に応じて、お金を渡す判断も必要になるかもしれません。

交差点の件に関しては、今思い返すと、なぜ警察は取り締まっていないのかなど様々な疑問が湧き上がってきますが、大事なのは自己防衛だと思います。現地の人々の行動を学び、それにならい、トラブルに巻き込まれないようにする術を身につけるのが大切だと思います。

そう考えてみると、日本ではお祭りの日にDJポリス👮🏻が出動して、トラブルを未然に防いでくれたり、道を誘導してくれていたりしますね。私たちの日々の安心や安全は、他の国では当たり前ではなかったりするんですね。本当にありがたいです。

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