あなたはベストフレンドがいますか?友達🧒🏼👦🏽👩はいますか?・・・などの話ではないんです。
あ、これでいいんだ!とストンと納得できる本です!
『I LIKE ME!』 作:ナンシー・カールソン
私にはベストフレンドがいるの。それはね、私!楽しいことたくさんするんだから!
『I LIKE ME!』 のあらすじ
私にはベストフレンド🐷がいるの。それはね、私🐷!
楽しいことたくさんするんだから!絵を描いたり、本を読んだり。自転車だって早いのよ!
自分のことはちゃんとするの!歯を磨いて、身なりを整えて、体に良いものを食べるの。
朝起きたら鏡の私に向かって「ハァイ!美人さん」って声をかけるの。
私のくるくるのしっぽも、まぁるいお腹も、ちっちゃな足もお気に入り!
落ち込むこともあるけれど、自分で元気づけたり、自分の足で立ち上がるの!
失敗しちゃった時はね、何度も何度もトライするの!
どこに行っても、何をしても私はワタシ🐷!ワタシ🐷でいることが大好き!
自分を大事にすることを教えてくれる本
冒頭、私は心を打ち抜かれました😍
私にはベストフレンドがいるの。の後に・・・
「それはね、私!」のページでなぜか見開き2ページで側転🤸♀️をしながら言うんですっ!なんという演出!そして底抜けに明るい感じ!
この本には友達という存在は登場しません。自転車をこぐ姿や転んで立ち上がるところを応援している他者の姿はあるのですが、一緒に遊んだり、慰めてもらう姿はありません。
友達がいる、いないではなく、この主人公は自分自身で楽しむことを知っている!という感じなのです。
私が好きなフレーズは「I like to take care of me.」(自分のことはちゃんとするの)
そこには、親から「歯を磨きなさい!お風呂入りなさい!野菜もちゃんと食べなさい!」と言われて渋々やっているのではなく、清潔にする気持ち良さを知っている、体に良いものを食べる心地良さを知っていることが伝わってきます。自分のためにやっているんですね。
自分の外見も気に入っています。人から見ればコンプレックスって思われそうなところも彼女は気に入っています。これが私らしさだから!
そんなポジティブな彼女も落ち込むことがあるそうです。でもちゃんと立ち直り方を知っています。
- I cheer myself up. 自分で自分を元気づけるの
- I pick myself up. 自分の足で立ち上がるの
- I try and try again! 何度も何度もトライするの!
このmyself があるところが自分事として捉えていて、強くて素敵だなと思います!
成長するにつれて、取り巻く環境はどんどん複雑になっていくけれど、この本質だけは忘れたくないなと思います。ベストフレンドは自分自身です!自分と仲良く、自分を励まして、自分を労って、自分を好きでいることが大切ですなんですね。
この本を英語レッスンで読んだ後、「なんか、この子可愛かったー!」とニコニコ笑顔の子どもが言いました。この主人公のポジティブさは周りも応援したくなるし、明るい気持ちにさせてくれますね!
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