空を見上げると、そこには毎日ちがった顔の雲が広がっています。
今回の英語レッスンでは、“Weather(天気)”をテーマに、四季の雲の違いや天気の英単語を学びました。
子どもたちは、風や雪の音を聞いて天気を当てる“天気の音クイズ”や、
雲がどうやってできるのかを体験する実験に大興奮!
ふだん何気なく見ている空の不思議を、英語と科学の視点で楽しく学べる内容になりました。
実際の活動や使った英語表現も紹介しているので、おうちでもぜひ遊んでみてください。
レッスン内容
テーマ:Weather

テーマの絵を見せると「あっ!雷!」「カサ!」と子どもたち。
天気はたくさんあります。
テーマの単語
普段のレッスンでは、天気に関する単語を日々のカレンダータイムで繰り返し読んでいるので、子どもたちは以下の単語にすっかり親しんでいます。
- sunny(晴れ)
- cloudy(くもり)
- rainy(雨)
- partly cloudy(晴れ時々くもり)
→この表現、実は大人でも意外と知らない方が多い単語なんです!
季節ごとに取り入れる天気の単語もあり、時期に応じて下記のように入れ替えています:
- windy(風が強い) … 春によく登場します
- stormy(嵐) … 夏から秋にかけて
- snowy(雪) … 冬のシーズンに
そして今回は、いつもより少し難しめの天候に関する単語にもチャレンジしました。
- lightning(稲妻)
- hurricane(ハリケーン)
- flood(洪水)
- drought(干ばつ)
- blizzard(吹雪)
- tornado(竜巻)
ニュースや図鑑などで耳にすることはあっても、英語で言えるようになるとまた理解が深まりますね!
🎧 天気の「音」クイズ!
今回は、実際の天気の音を聞いて、それがどの天気カードに合うのかを当てる「音クイズ」に挑戦しました。
- rainy(雨)は、ザーザーという雨音ですぐに正解!
- sunny(晴れ)は音がないため難易度高めですが、小鳥のさえずりをヒントに想像をふくらませてもらいました。
- blizzard(吹雪)では、冷たい風の音と吹雪のような雰囲気を感じ取りながら、見事に正解を出してくれました。
音から情景を思い浮かべる力、そして英語の語彙と結びつける力を楽しく養うことができました。
季節と雲の関係を学ぼう!
四季にそれぞれによく見られる雲の写真をこども達に見せて、どの季節によく見るか考えてもらいます。季節の英語は毎回レッスンでみんなで復唱しているので「Spring!」「これ、よく秋に見るような気がする…だからFall!」なとど発言してくれます。




四季のそれぞれの雲の特徴を伝えます
- 春🌸 わた雲:まるでわたあめのようにふわふわとした雲です。
- 夏🌻 にゅうどう雲:空高くまで大きく広がる、迫力ある雲。雷雨のもとにもなります。
- 秋🍂 ひつじ雲:羊の群れのように並んだ、もこもことした雲です。
- 冬☃️ 層雲:低い空に広がる、薄くて暗い灰色の雲。どんよりとした印象です。
この後に行う実験活動への理解を深めるため、特に夏のにゅうどう雲と冬の層雲の違いについて、しっかりと説明しました。
🧪雲のでき方 実験タイム!
ペットボトルと風船を使った実験を行い、温度の違いによって空気が膨らんだり、縮んだりする様子を観察しました。
材料:空のペットボトル、風船、容器2つ、熱湯、冷たい水、油性マジック

- 風船に雲の絵を描き、ペットボトルに取り付ける
- 2つの容器に、それぞれ熱湯(約80℃)と冷たい水(約10℃)を入れる
- 容器にペットボトルを交互に入れて、風船が膨らんだりしぼんだりする様子を観察する
風船が膨らむと、あらかじめ描いておいた雲の絵がはっきりと見えてきます。
膨らんだりしぼんだりする様子を何度か見せた後に、
「さっき見た季節の雲の写真と、どこか似ているところがあるかな?」と子どもたちに問いかけます。
実験の中では、熱湯にボトルを浸けるタイミングで
“In summer, it gets really hot on the ground, and the air goes up, up, up!”
冷たい水に浸けるタイミングでは
“In winter, it gets cold and the air goes down, down, down.”
といった具合に、風船の動きに合わせて英語のフレーズを添えながら、季節と空気の動きを視覚的に説明していきます。
実験では実際に「雲」は見えませんが、「暖かい空気がふくらむ・上に行こうとする」性質を視覚的に理解するには最適です。
未就学児には難しいですが、風船が膨らんだり、しぼんだりする様子はとても面白かったようです。暖かい時、寒い時で雲の様子が異なることを知ってもらえたらOKです。
小学生達は食いついていました!「家でやってみる!」と風船をお土産に帰った子も♪
レッスンでは熱湯を使用するため、講師が実験を行いました。いつもは子ども達には出来るだけ実験に携わってもらうのですが、火傷をしたら大変なので今回は観察係に徹してもらいました。
テーマの絵本:Little Cloud
エリック・カールの絵本『Little Cloud(ちいさなくも)』は、そんな日常のひとこまを切り取ったような、想像力ふくらむ作品です。

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