暑かった夏🌻がやっと終わり、秋めいてきたな〜🍁と思っていたら、もう冬がやってきそうです☃️
今日紹介したい絵本は冬の本です!
『The First Day of Winter』作:Denise Fleming
1日目の冬、僕の友達が金の留め具がついた赤い帽子をくれたよ。それから、それから…。
絵本のあらすじ
雪の中、真っ白の大きな雪だるま⛄️があります。そしてその雪だるま⛄️が歌います🎶
1日目の冬、僕の友達が金の留め具がついた赤い帽子をくれたよ。
2日目の冬、僕の友達が2つの鮮やかな青の手袋🧤と
金の留め具がついた赤い帽子をくれたよ。
3日目の冬、僕の友達が3つのシマシマ模様のマフラー🧣と
2つの鮮やかな青の手袋🧤と
金の留め具がついた赤い帽子をくれたよ。
4日目の冬、僕の友達が4つのチクチクする松ぼっくりと
3つのシマシマ模様のマフラー🧣と
2つの鮮やかな青の手袋🧤と
金の留め具がついた赤い帽子をくれたよ。
5日目の冬、僕の友達が5つの鳥の餌ポケットと
4つのチクチクする松ぼっくりと
3つのシマシマ模様のマフラー🧣と
2つの鮮やかな青の手袋🧤と
金の留め具がついた赤い帽子をくれたよ。
…とこのように10日目になるまで雪だるまは贈り物をもらいます。
絵本の冒頭では、何にもなかった雪だるまが、着飾ってとてもおしゃれな雪だるまに!
クリスマスの有名な歌の曲に合わせて🎶
この作者Deniseさんは『In the Small, Small Pond』という絵本でコールデコット賞🥈を受賞しています。彼女の絵はとてもダイナミックであたたかい絵を描きます。
この絵本はクリスマスソングの『12 days of Christmas』の曲に合わせて歌いながら読み進める絵本です。元の歌はこちら
この絵本には3つのポイントがあります!
- 序数と数字の関係
- rhyming(韻を踏む表現)
- 繰り返し
序数と数字の関係
ものの順序を表す数を序数と言います。
冬の1日目、2日目という数え方は序数です。
これはカレンダーで12月1日のことをDecember 1st(first)という言うのと同じです。
これが結構厄介なんです💦
英語レッスンの毎回日付を確認する時に、子ども達は「one, two, three,」は簡単に言えても「first, second, third,」はなかなか覚えるのが難しいのです。
日本の子ども達でも未就学児は「ついたち」と言えないのと同じ感覚ですね。
この絵本は、もらった贈り物の数と序数が同じなので関連づけて理解しやすい内容になっています。例えば…
On the second day of winter
My best friend gave to me
2 bright blue mittens
rhyming 韻を踏む表現
贈り物の単語でrhyming 韻を踏んでいる表現が多いです。例えば…
- bright blue
- striped scarves
- prickly pinecones
- big black buttons
rhymingは言語学習においてとても有効だと言われています。なので英語の絵本にはrhymingを用いた表現がとても多いです。
繰り返し
この絵本は歌詞はどんどん繰り返されながら増えていきます。
文章がどんどん長くなるので難しく感じますが、前のページの繰り返しなので
見た目ほど難しくなく、言葉あそびがとても楽しいです。
また前述したように、rhymingが入っているので、歌詞を覚えやすいです。
歌いながらこの絵本を読むのにとても参考になる動画があります。
他の方の動画ですが、ある方は歌詞の一番最後に出てくる「a red cap with a gold snap」のsnapのところで指パッチン🫰🏻していました。snapとはこの絵本の中では留め具という意味で使われていますが、finger snapと言って指パッチン🫰🏻の意味も含まれます。なので歌いながら最後に指パッチン🫰🏻をすると子ども達も真似してさらに楽しい読み聞かせ(歌聞かせ?)になると思います!
冬の雪の中で、ワクワク楽しい雰囲気が伝わる絵本です!クリスマスソングの替え歌絵本なので、ぜひクリスマス前に読んで歌って、クリスマス🎄🎅🏼へ気持ちを盛り上げていきたいですね!
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