季節のカードを送ろう

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カナダ🇨🇦では毎年この時期になると季節のカード✉️を送り合います。切手も季節の挨拶バージョンが売り出され、郵便屋さんも大忙しです。日本の年賀状と全く同じ感覚ですね。

季節のカード✉️は、日頃よく会っている友人から、ずっと会えていない昔の友人親戚にも送ります。カード屋さんには、20枚、50枚と大容量のパックになったカードと封筒のセットが売られています。それに、直筆で一言添えてカードを送ります。

クリスマスは宗教色が強く、「Merry Christmas」と印字されているカードを好まない人もいます。カナダは移民が多い国なので、キリスト教以外にイスラム教、ユダヤ教などの沢山の異なる宗教を信仰している人達にがいます。どんな宗教でも不快な思いにさせない配慮として、カード屋さんでは「Season’s Greetings(季節のご挨拶申し上げます)」と印字されているカードデザインのものが売っています。そういったものを選んだほうが無難ですね。

職場では、同僚からクリスマスプレゼントカードを手渡しされたりします✉️ 嬉しいですね♪ クリスマスの少し前から長期休みに入り、みんな帰省することが多いので、新年までに会いません。一緒に年末年始の挨拶を済ませる感じです。

毎年、クリスマス前のこの時期になるとカナダ🇨🇦のホストファミリーから実家に季節のカードが届きます。ホームステイをしていた頃から毎年届きます。もう20年以上の付き合いになります。

現在80歳を過ぎているホスト母👵🏻が書く、その季節のカードは、当時から他のカナダ人からもらうカードとは少し違っていました。カードの中にA4の紙が入っていて、その紙に写真付きでワードで両面びっしり一年の出来事が書かれてあります。

今年のカードには、夏は家庭菜園を楽しんで、ケールやトマトなど上手く育ったこと。ビーツは失敗してしまったこと。が夏休みに遊びにきたこと。孫のためにキルト作りに取り掛かったこと。子どもが転職して、給料と年金が良くなって喜んでいること(こういうざっくばらんに書くところ、好きです笑)。とてもやんちゃだった末っ子と肩を組んで、とびきり笑顔の写真も載せてありました。今は一緒に住んでいて、身の回りのことを手伝ってくれてると書いてありました。あの頃はやんちゃ坊主の素行に毎日頭を悩ませていたのに。。。良い知らせだけではありません。数年前のカードでは、旦那さんが亡くなったことを知りました。カードには、とても辛く寂しい思いが綴られていました。

敬虔なクリスチャンである彼女の文章には、聖書の教えが引用されていることがあります。私を含め、無宗教であることが多い日本人は、他国の様々な文化やイベントをあまり理解もせずにどんどん取り入れてしまいます。クリスマスはクリスチャンにとってとても大切な日だということを再認識し、背筋がピンとなります。

一方、私の家族の方は季節のカードは自称英語得意だった母ではなく、なぜか父の担当です。毎年この時期になると、送られてきた季節のカードを辞書と睨めっこしながら長い時間をかけて読み、なんとなく書いてあることの雰囲気をつかみます。その後は、お店にカードを買いに行って、また辞書と睨めっこしながら5行ぐらいの文章を長い時間かけて捻り出し、郵便局にエアメールを出しに行く具合です。笑。きっと、あのホスト母ならこの努力を感じ取ってくれるでしょう!

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