Safety

英語

安全防犯治安・・・。人々が安心して暮らすためには欠かせない要素です。

私はカナダにいる時に言われた、忘れられない出来事があります。繁華街のレストランで夕ご飯を食べていた時、南米から観光に来ていた50代くらいの男性が話しかけられました。「こんな時間に外食出来るなんて、夢みたいだ!僕の国は治安が悪いから、暗くなったら外出出来ないんだ。カナダ🇨🇦最高!」とその方は本当に嬉しそう言っていました。その方は身なりがとても整っていて、裕福な方なんだろうと察しました。

どんなにお金を持っていても、治安は買えません。この当たり前は、他国では当たり前じゃないことにハッとしました。この男性の言っている事の重みは、20年たった今でもズシンと心にきます。

カナダは比較的治安が良いので、安心して暮らすことが出来ました。でも日本と同じような感覚で過ごすとやはり危ない目に遭うことがあります。カナダでは、以下のことに注意していました。

  • 置引き
    自分の荷物を椅子に置いて1m離れただけでも、「これ誰の?取られるわよ!」と何度も注意されました。このため、バスや電車の中で寝る人はいません。日本から遊びに来た友達がバスの中で爆睡した時は、周りのカナダ人がびっくりしてみていました。
  • 鍵はしっかりと!
    自転車…日本のような鍵の掛け方をすると絶対に盗まれます。私はそれを知らずに、自転車を買って3日で盗られました😭 鍵は2つ以上、ポールなどの固定されたものに括り付ける、ペンチで切れるようなワイヤーの鍵は使わず、U字ロックなど頑丈な鍵を使う。
    …タイからの留学生の友達はメルセデスベンツを乗っていて、車にはハンドルにロックをかける特殊な鍵を使っていました。
  • お金を見せない
    日本のOLのように、お財布片手にお昼ご飯を買いに行くのは危険です!笑 お財布は必ずバッグにしまう。バス停や道端で「バス代2ドル貸して」なんて言われることもありますが、絶対に渡してはダメですお財布も見せてはいけません
  • 薬物の誘いに乗らない
    マリファナ大国のカナダです。合法になる前から、そこらじゅうでマリファナを吸っています。人通りの多い道でも白昼堂々「買わない?」とディーラーから話しかけられることも多々あります。バス停で、自分が吸っているマリファナを「一口吸う?」と言われたりします。いらねーし!しかも口つけたやつ、もっといらねーし!😡💢と怒り狂ってました。
  • トイレのドア問題!
    ドアの上下が20センチくらい空いています。これは犯罪防止対策です。最初は落ち着きませんが、犯罪抑止になっているかと思うと不思議と安心感が出てきます。カフェやレストランのお手洗いは、店員さんに鍵を借りて一人ずつ入る仕組みになっているところもあります。
  • 危険な地域に近付かない
    裏道や人通りが少ない道は通らない。夜間の女性一人の行動は避けたり、昼間でも危険と言われている地域には近付かないことが鉄則です。
  • 友達や同僚でも信用しない
    悲しいようですが、文化が違います。「盗まれる方が悪い」と捉える文化もあります。お互い嫌な思いをしないように、お金の管理は自分できっちりしましょう。お財布には少額しか入れておかない、カードの暗証番号は他人から見えないように入力するなどしましょう。

先日、バスに乗りながら外を眺めていると、道なりには沢山の自動販売機がありました。さすが日本だなぁとぼんやり考えていると、道の隅にヤクルトレディが乗ってたであろう沢山の飲料が積まれた自転車が停めてありました。もちろん、配達でビルの中に入る間の、ものの数分なのでしょうけど、外国だったら速攻で全部なくなるだろうと思った瞬間でした😨 そんなことが出来る日本が大好きですが。

インターナショナルスクールで働いている時に、ひょんなことからアメリカ人の同僚がアパートに鍵をかけずに出勤していることが分かりました。びっくりした私は鍵を掛けるように説得しましたが、その同僚は「だって日本って安全でしょ?」とキョトンとしていました。日本の安全神話は外国人は信じているようです。

どこの国にいても、100%安全安心ということはないですが、気を付けるべきところは防犯して、最後は自分の身は自分で守ることが大切ですね。

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