「乗ってく?」なんてバスを運転しているハトに聞かれたら、どうします?
今日紹介したい絵本は、バスを運転したくて仕方がないハトのお話です。
『Don’t Let the Pigeon Drive the Bus!』 作:モー・ウィレムズ
『ハトにうんてんさせないで。』 訳:中川 ひろたか
バスの運転手はあなた(読者)に「ハトに運転させないでね!」と伝言を残し、出掛けていきます。その間ハトはあの手この手を使ってどうにか運転出来ないかと聞いてきます。はたして、あなたは断り続けることが出来るのか!?
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これは対話型の絵本です。読みながら子どもたちがこのハトに対して「NO!」と言えるか、やり取りを楽しみながら読みます。ポイントはハトが憑依したかのごとく読み手が演じ切ることです!
絵は、シンプルなハトの絵がほとんどのページで、冒頭と最後にバスの運転手が出てくるくらいです。背景も何もない絵本でハトが感情豊かに読み手に訴えかけてきます。それが面白くて!これは大人気の本でシリーズ化されています。
作者のモー・ウィレムズさんはセサミストリートやSheep in the Big Cityというアニメで5度もエミー賞を受賞したライター&アニメ製作者です。なのでこの絵本も静的な感じではなく動的に感じるんですね。
英語でのお願いや頼み事する時のフレーズがたくさん出てくるので、ぜひ英語で読んでほしいなと思います。
絵本でおさえておきたいフレーズ
- please おねがい:まずは、お願いする時の序盤は目をパチクリさせながら手を組んでお願いお願い言ってみることです。笑
- I’ve got an idea わかった!こうしよう!:相手がなかなか首を縦に振ってくれない時は、他の案を出したり、このハトのようにゲームと見せかけてバスを運転しようと騙しにかかります。
- C’mon! come on の略 うそでしょ!:「こっちにおいで〜!」come on と違って「カムオーン」とオを強調して発音します。
- No Fair! ずるいよ!納得いかない!:怒りモードに入る感じです。
- What’s the big deal!? それがどうした!?:大したことないのに大騒ぎしちゃってさ!って感じのモードです。
- It’s just a bus!!! たかがバスじゃないか!!!:It’s just〜. はよく使います。
- I bet your mom would let me. 君のお母さんだったらさせてくれると思うけどね。:でたでた!こういう関係のない他人の名前を出して説得するようとする人!
- Fine. もういいわ。:逆ギレパターンの終わりは大抵これで締めくくります。全然fineじゃないのにfineって締めくくる人。このあと絶対に泣き叫ぶ系に移行します。笑
あなたはこのハトに対して最後まで「NO!」と振り切ることが出来たでしょうか!?
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