今日、11月30日は「絵本の日」です。
保育士あるあるですが、絵本ついつい集めてしまいます😍
話の内容が面白い絵本、絵のタッチが好きな絵本、ファンタジーな絵本、シンプルで本質的な絵本。
子どもの読み物と侮ってはいけません。大人でも結構グサッときたり、うるっときたり、はっとしたり、大笑いしたり、結構感情が激しく動きます。
『A color of his own』作: Leo Lionni
『じぶんだけの いろ』訳:谷川 俊太郎
この絵本は、カメレオンが自分探しをするお話です。
いろいろな色に変化するカメレオン、でもカメレオンは、金魚は赤、象は灰色、みんな自分の色を持っていることを羨ましく思います。「ずっと葉っぱの上にいればずっと緑だ!」と良いアイディアを思いつきますが、それも失敗に終わります。落ち込むカメレオンはある賢いカメレオンに出会って・・・。
読んで感じるのは、多感で不安定だった思春期の時の自分の気持ち。自分の色を求めて、もがいていた時期。どんな色でも大切な人が側にいることでこんなにも楽しく、心強くいられるんだなと気付きます。シンプルだけど、核心をつく話です。
子ども達には、大切な友達に出会って欲しいです。ある童謡のように友達100人作らなくていいから笑、ただ一人だけでいいから、大切な人に出会えたらこのカメレオンのように”happily ever after” (ずっとずっと幸せに) 生きていける気がします。
この描画も素敵なんです!版画のような技法が使われています。なんとも言えない味わいがあり、シンプルなのに、カメレオンの感情はひしひしを伝わってきます。
レオ=レオニさん、私は彼の本が大好きで、今後もよく紹介すると思います。今、小学校の国語の教科書に載っている『スイミー』も彼の作品です。彼の世界にどっぷり浸かっていきましょう!
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