子どもたちは、目の前で起こる変化や体験を通じて学ぶことが大好きです。当教室では、英語レッスンに実験を取り入れることで、楽しみながら英語に触れる機会を提供しています。今回は、ペットボトルと風船を使って、雲ができる仕組みを学ぶ実験をご紹介します。
雲ってどうやってできるの?
まずはこちらの動画を見ていただきたいです。
『Hot and Cold Balloon Experiment』という実験です。
ペットボトルにつけた風船が膨らんだり、しぼんだりします。
季節ごとの雲を学んでみよう。
いきなりこの実験をするのは楽しいですが、それだと風船が膨らんだり、しぼんだりを観察するだけでちょっと目的がぼやけてしまいます。実験の工程を雲と関連付けて考えられるようにします。
四季にそれぞれによく見られる雲の写真をこども達に見せて、どの季節によく見るか考えてもらいます。季節の英語は毎回レッスンでみんなで復唱しているので「Spring!」「これ、よく秋に見るような気がする…だからFall!」なとど発言してくれます。




この時に夏の入道雲は「もくもくと空高く大きな雲」であること
反対に冬は「どんより低い位置にある薄い雲」であることを強調します。
実験してみよう!
材料:空のペットボトル、風船、容器2つ、熱湯、冷たい水、油性マジック

- 風船に雲の絵を描き、ペットボトルに取り付ける
- 2つの容器に、それぞれ熱湯(約80℃)と冷たい水(約10℃)を入れる
- 容器にペットボトルを交互に入れて、風船が膨らんだりしぼんだりする様子を観察する
風船が膨らむと、あらかじめ描いておいた雲の絵がはっきりと見えてきます。
膨らんだりしぼんだりする様子を何度か見せた後に、
「さっき見た季節の雲の写真と、どこか似ているところがあるかな?」と子どもたちに問いかけます。
実験の中では、熱湯にボトルを浸けるタイミングで
“In summer, it gets really hot on the ground, and the air goes up, up, up!”
冷たい水に浸けるタイミングでは
“In winter, it gets cold and the air goes down, down, down.”
といった具合に、風船の動きに合わせて英語のフレーズを添えながら、季節と空気の動きを視覚的に説明していきます。
実験では実際に「雲」は見えませんが、「暖かい空気がふくらむ・上に行こうとする」性質を視覚的に理解するには最適です。
未就学児には難しいですが、風船が膨らんだり、しぼんだりする様子はとても面白かったようです。暖かい時、寒い時で雲の様子が異なることを知ってもらえたらOKです。
小学生達は食いついていました!「家でやってみる!」と風船をお土産に帰った子も♪
レッスンでは熱湯を使用するため、講師が実験を行いました。いつもは子ども達には出来るだけ実験に携わってもらうのですが、火傷をしたら大変なので今回は観察係に徹してもらいました。
この実験を通じて、子どもたちは雲の形成に関する基本的な原理を視覚的に理解することができます。また、英語での説明を交えることで、自然な形で英語表現にも触れることができます。ぜひご家庭でも、安全に配慮しながらお子さまと一緒に試してみてください。
注意:熱湯を使用する際は、必ず大人が付き添い、安全に十分注意してください。
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